THE RAMPAGE、BALLISTIK BOYZ、PSYCHIC FEVERらライブで最高の思い出 タイのアーティストとアジアの熱気届ける
BALLISTIK BOYZは、MA55IVE THE RAMPAGEがライブハウスにいるかのような雰囲気に変えてしまった会場を、瞬時に自分たちの色に塗り替えた。
最初の「Drop Dead」の最初の音が響くとオーディエンスは立ち上がった。静かに燃える印象の楽曲だが、曲中の海沼流星の煽りに促され、フラッグを振り、腕を力強く振った。そして、うねるギターから始まる「We never die」と熱量高めのライブを展開する。MCを挟んでパフォーマンスしたのはメンバー全員で作詞作曲したラブソング「In My Head」。今ここにいない大切な人、もちろん一緒にいる人への思いで頭がいっぱい、そんな雰囲気が静かに会場に広がる。そんな思いを推し量ってか、次の曲はチルな「SUMMER HYPE」。初夏を思わせたこの日にピッタリな楽曲で、オーディエンスは余韻を噛みしめるようにゆっくり体を揺らした。ラストは「HIGHER EX」で締めくくり。デビュー5周年を記念したシングルのタイトル曲で、現在行っているツアーを。メンバーで作詞作曲を手掛けている。高みを目指すメンバーの思いが反映された曲だ。オーディエンスは彼らの一挙手一投足を見つめ、彼らの思いを受け止めて共有。最後は歓声と拍手でメンバーを送り出した。
クールなパフォーマンスに胸がいっぱいになるが、MCは本気の笑いでいっぱい。砂田将宏が「舞台裏では先輩の差し入れをめっちゃ食べてる」と、THE RAMPAGEの陣がフライドチキンを大量に差し入れしてくれたと感謝しながら、”チキンおじさん”の懐ろ事情を心配。松井利樹が来場者やスタッフに感謝すると、深堀未来が「メンバー、ありがとうございます」と頭を下げて笑わせた。
そして、いよいよF.HERO率いるタイ勢の登場。DJがプレイするエキゾチックなトラックに乗せて「PUT YOUR HANDS UP!(手をあげて)」「EVERYBODY HANDS UP!(みんな手をあげて)」とシンプルなフレーズを重ねて、会場を掌握した。世界のパーティーピープルを魅了し続けるタイの真髄だ。途中、「Meant To Be」ではBALLISTIK BOYZ、「SPICE」ではPSYCHIC FEVERも合流。さらに、「GUMMY YUMMY」ではMA55IVE THE RAMPAGEがラップしてコラボレーションも。ラスト「RUN THE TOWN」は、JARVISを含めてこのセクションに登場したアーティストが揃ってパフォーマンス。MA55IVE THE RAMPAGEの「INVADERZ」もするっと組み込まれた。タイと日本のアーティストが交じり合った20分のノンストップパーティーは、本イベントのハイライトだった。
ステージを終えて、JARVISは「とても楽しかったです。みなさんにお会いできてよかったです。またご一緒したいです」と笑顔。
F.HEROも「日本のファンのみなさんからパワーをいただきました」としたうえで、「ハイクラウドエンタテイメント(タイ音楽レーベル、F.HEROが主宰)は、これからもたくさんのコンテンツをやっていきますので、応援をよろしくお願いします」と話した。