世田谷美術館で「民藝 MINGEI」展 柳宗悦「生活展」から “これからの民藝スタイル” まで

第Ⅲ章「ひろがる民藝―これまでとこれから」より20世紀後半、グアダラハラ市近郊(メキシコ)の《入れ子土鍋》

 第Ⅲ章「ひろがる民藝―これまでとこれから」では柳没後の民藝運動の広がりを特集。最初に書籍『世界の民藝』(1972年、朝日新聞社)から、芹沢銈介美術館収蔵の世界各地の民藝品を展示。メキシコの《入れ子土鍋》では「あたかも玉ねぎの断面を見るようなおもしろさがある」との解説文を添えるなど、独自の視点からその魅力を紹介している。