『裸のランチ』に『バカルー・バンザイ』まで数々の難解な役をこなしてきたレジェンド俳優ピーター・ウェラーが大阪コミコンのステージで演技の真髄を語る
フォトセッションでは「ミスター・ウェラー」と呼びかけられ「ドクターと呼べ!」と一括する場面もあった
そして最後に『ロボコップ』の特殊メイクがいかに大変であったかという鉄板ネタのようなエピソードが披露されるのだが、このとき初めて彼はステージに用意されていた椅子に着席する。つまり、ウェラーは顔のメイクのために6時間40分もずっと座りっぱなしだったことが、アクションシーンよりもしんどかったというこのエピソードをトークのオチとして語るまでずっと立っていたわけだ。なんと見事なウェラー劇場だろう。そして最後にこんな撮影秘話を披露してステージを締めくくった。「朝から撮影をするために自分が深夜3時からずっとメイクをしてスタンバっている間に撮影クルーたちは酒を飲みに行って酔っ払って帰ってきて“よう、ピーター、調子はどうだ?”と声をかけてくる。それに対して“仕事してるよ”と答えると“そうか、頑張って! じゃあねまた明日!”と言って帰っていくんだ」。
5日に閉幕した大阪コミコンの閉幕イベントであるグランドフィナーレで、今年も12月6日(金)〜8日(日)の3日間に渡り東京コミコンが開催されることが発表されている。