八木勇征、引退発表の鈴木おさむ原作映画化で主演 脚本に「涙が止まりませんでした」
鈴木おさむが原作・脚本を務める映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』の制作が決定。人気グループFANTASTICSの八木勇征が主演を務める。
今年、3月31日をもって放送作家業と脚本業から引退した鈴木おさむが原作・脚本を務める青春映画。2019年に初演後、何度も再演され感動を呼んでいる同名の人気朗読劇の映画化。監督はドラマ「アオハライド」の木村真人。
とある田舎町を舞台に「この村で生まれた男の子は、人生で一度だけ魔法を使うことが出来る。ただし、20歳までの2年の間に使わなければならない」ということを教えられた18歳の男子高校生たちを描く。
主人公アキト役は、FANTASTICSのボーカルとして存在感を示しながら、『美しい彼』シリーズなどで俳優としても大きな注目を集めた八木勇征。幼いころからピアノが好きで音大を目指すも父親からの強固な反対に葛藤する男子高校生を演じる。
八木は脚本を読んで「涙が止まりませんでした」と明かしつつ「きれいなキラキラしている中にも、人間の本質というか少し愚かな部分も見えたりしていて、僕はこういうテイストの作品へ参加するのが初めてなので、とても楽しみです!」と、これまでにない役どころに意欲満々。
共演にもフレッシュで注目度の高いキャストが集結。ハルヒ役には「ウルトラマンタイガ」「どうする家康」の井上祐貴。ナツキ役には実写映画『【推しの子】』が控える櫻井海音。ユキオ役には人気急上昇中の男性グループ「IMP.」の椿 泰我。
放送作家業と脚本業の引退前に本作の脚本を手掛けた鈴木も「この作品は、僕が朗読劇で作った、僕の中でのとても大切な作品で、脚本業を辞める前に、どうしてもこの映像版を作りたかった。だから放送作家を引退する一ヶ月前に、大切に大切に書いた脚本です。
」とコメントを寄せている。
映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』は2025年公開予定。