ラモス氏が「キーパーに戻すと“ええ加減にせえや”と思う。そんな暇ないよね」と昨今の戦術に喝
発表会後の取材では日本サッカー界に厳しい提言も
そのうえで今シーズン、J1に復帰した古巣の東京ヴェルディについては「去年から見ていて思うのは、あきらめていない。監督の魂が入ってる。去年の清水とのプレーオフの時もあきらめていなかった。この前の鹿島の試合も。3-0になって、先々週の試合だったら5-0になるかと思った。ヴェルディはあきらめないから、30分以内に点が取れれば、残り15分は分からないと思っていたら、そうなった。ヴェルディはそういうチーム。森田(晃樹)が仕切っているが、ハードワークがすごくうまくいっている。若いチームだし、城福監督が若手を育てるのが好きで天才。森田選手は2年前にすごいオファーがあった。でもヴェルディが大好きで、絶対にJ1に上がってからと思っていた。ヴェルディの魂を持っている」などと評価。
その5月12日の0-3の劣勢から追いついて引き分けた鹿島戦については「鹿島が負けてサポーターが暴れたけど、鹿島は3点取った後に点を取りに行った。これはすごいなと思った。やばいなと思った。ヴェルディもあきらめずにとりあえず1点取ろう、1点取ろうとやっていって、それで鹿島がばたばたになった。いい試合、面白い試合だった。鹿島の姿勢がすごく良かった。3-0で守って守ってカウンターだけでやっても…。3-0から引き分けたけど、ヴェルディも一生懸命やっているんだから」などと熱を帯びた。