MA55IVE THE RAMPAGEはもっと上に!TVアニメ『喧嘩独学』OPの新曲が話題!〈インタビュー〉
「みんなで、負け犬じゃね?って」
ーーメンバーのバースを聞いて考えがまとまったり、もっと気持ちいいやり方や腑に落ちるやり方はこっちだったとか見えてくることもあると思います。歌詞について、それぞれここに注目してくれっていうところ、あるんじゃないですか?
山本:「Wild Boy」は、デモに入っていた仮の歌詞が全部英語で、すごく気持ちがいい英語だったんですよ。それを日本語にするのが難しくて。
浦川:……英語から日本語って難しいですよね。
山本:自分のところ、最初に入るところのテテテンテテン……〈今、Rring a gong 握る拳〉ってところ、翔平も同じフロウでやってるんですけど……
浦川:〈足掻き満身創痍〉ってとこですね。
山本:そこの英語がすごくきれいだったんですよ。これ、何にするか迷ってて……スタジオに入った時に変えて。これからやるぞっていう決意が、一文で出た時、もう脳汁がブワーッです。歌っていても気持ちがいいです。言い回しは難しいんですけど、2人ともバチッと決まってて。そこの2人のバース、好きなんですよね。
浦川:自分は、負け犬だったり、ちょっと弱い人になりきって書いています。足掻いてるけど、ちゃんと上は見てる。そういうのをイメージしてリリックに落としました。デモからのギャップがすごいんでハマり具合もすごい意識していて、〈足掻き満身創痍〉って最初に聞いたらなんて言ってるかわかんないっていう人もいるかもしれないけど、歌詞を見ていただくと、意味的にもちゃんとハマってるんだねって歌詞にも注目していただきたいです。
ーー 浦川さんがそうおっしゃるので、ですけど、デモのきれいな英語の音を求めて言葉を探したりしていますか? というのも、歌詞を知らない状態で聞いたとき日本語だと思ってなくて。〈I’m a king machine〉って空耳が……
浦川:そういうところはあったかもしれません(笑)。
ーー神谷さんはいかがですか?
神谷:ここだっていうのはサビの〈吠える Bow wow〉。言い方がMA55IVEっぽいなって思います。負け犬の遠吠えみたいでしょ……これ多分やましょ~(山本)が考えたんですけど……
山本:ええ!(笑)
神谷:横浜アリーナの楽屋で、みんなで、負け犬じゃね?って。サビのベースはLIKIYAさんが英詞で作ってくれていたんですけど、アニメってサビがすごい印象に残るし、日本のアニメだし日本語多めの方がよくないかって。ベースを日本語にしていって、さらに出していくみたいな。すごく思い入れがあります。
LIKIYA:僕はサビ前の英語のところ〈 Hey yo ! Are you ready or not ? But you know what there is no way out.〉。ライブで盛り上がるような言葉を入れてもよかったんですけども、お前には逃げ場がないよっていう喧嘩シーンのヒリヒリした感じを出したいなと思って。そこは結構お気に入りです。
鈴木:僕は自分のバースの〈恥をかき手に増えていく BUZZ Money〉。主人公が自分の恥を自分自身で世に晒して稼いでるお金。親の病院代にしたりとか親を助けたいっていうのがあるんですけど、そのストーリーにインスパイアされました。BUZZ Moneyって造語なんですけど、BUZZを生んで稼ぐお金って現代のそういうの…ありますよね。
ーーBUZZ Money って、BUZZりそう。
鈴木:MA55IVEのアカウント作らなくちゃ!BUZZの出どころは大事です(笑)。
ーーもちろん「Wild Boy」もBUZZらせたいですよね。
鈴木:アニメのよさも歌詞に含まれているので、たくさん聞いていただければなと思います。
神谷:すごく頑張って作った作品なので、一人でも多くの人の耳に届いてほしいです。
浦川:。みなさん、スキップしないで聞いてください(笑)。『喧嘩独学』と一緒に上がっていけたらいいなって思っているので。