2024年上半期オープン 今すぐ行きたい「シン・商業施設」〈原宿「ハラカド」&新宿「イイトルミネ」〉

「ハラカド」地下1階の銭湯「小杉湯原宿」(写真は女湯)

原宿のど真ん中に銭湯!?「小杉湯原宿」

「新しい3つの体験型メディアの実装」として、正面のオモカドビジョンと連動し、飲食の提供ができる緑豊かな庭園空間の7階テラスを設置。2階には日本出版販売と株式会社ひらくがプロデュースする「COVER(カバー)」をオープン。出版社からの提供と、一般の人からの寄贈で集まった約3000冊を超える雑誌をアーカイブする“雑誌の図書館” で、雑誌の紙面と連動したタイアップが可能なリアル体験メディアとしても運営する。

 さらに、地下1階では昭和8年創業の高円寺「小杉湯」が「小杉湯原宿」を開業。「小杉湯」名物のミルク風呂や、熱湯とミルク風呂に交互に入る温冷交互浴、清潔感のある真っ白なタイルと数少ない銭湯絵師の1人の中島盛夫氏が手がけた富士山絵など、日本の銭湯文化を原宿でも体現する。

2階の“雑誌の図書館”「COVER」

 また、地下1階全体を “銭湯を中心とした街” のようなフロアと位置付け、“素のまま、そのまま” をコンセプトに湯上がりスペース「チカイチ」をプロデュース。コンセプトに共感したパートナー企業の花王が展示ブース「清」、アンダーアーマーがランニングステーションとストレッチスペース「快」、サッポロビールがドリンクスタンド「星」、マイトレックスが美容健康家電の屋台「技」を展開。

 営業時間は7〜23時までの通し営業で、入浴料は都の公衆浴場と同じ520円に設定。5月12日まで神宮前1〜6丁目エリアに居住または勤務している人に先行開業、5月13日以降グランドオープンとして少しずつ一般開放していく。

1階のカンロのキャンディーショップ「ヒトツブカンロ」

 その他にも、施設内にはクリエーターマインドを刺激する幅広く個性的な33店舗が集結。1階にカンロ飴やピュレグミでおなじみのカンロのキャンディーショップ「ヒトツブカンロ」や、広島を拠点に活動するクラフトチョコレートファクトリー「rit. TOKYO(リタルダンド トウキョウ)」、2階に1903年に仏パリで創業したサロン・ド・テ「アンジェリーナ」が日本再上陸。同じく2階には、かつての「コンドマニア」の跡地らしいTENGAのコンセプトストア「TENGA LAND」がオープンした。