CyberFight新社長にサイバーエージェント副社長の岡本保朗氏就任「我々はチャレンジャー」と攻めの経営姿勢

今後は副社長として新社長を支える髙木三四郎

 またDDTグループも蝶野正洋と連携した「Safety task force PROJECT(STFプロジェクト)」、10代に特化したプロレスラー育成プロジェクト「10代プロレスラーオーディション」、東京女子プロレスの「海外興行の活発化」の3つのプロジェクトを発表。

「STFプロジェクト」は蝶野が手掛ける防災・救命啓発イベントとDDTのプロレスの試合をパッケージしたイベント。蝶野は「日本全国、地方にも行って多くの人々に防災・救命について考えてもらうきっかけになればと思います。プロレスを通じて、人々や街を笑顔に元気にしていく。オイ!新社長! それから、三四郎! 俺とDDTがタッグを組むんだ。中途半端なことは許さねえ。いいか、世間を変えるぞ!」とのメッセージを寄せた。

 岡本社長は業界ナンバー1を目指すにあたり「サイバーファイトは現状3団体。プラス、プロレスのプラットフォームの『WRESTLE UNIVERSE』というユニークな会社。カラーが全然違う。来ているお客さんが全然違うと思っているので、それぞれの団体の色で、それぞれで伸ばしていくと基本的に考えている。ビジネス的には動員力が上がっていくというのがポイント。そこを上げられるように全力を尽くしてやりたい」と語った。

 直近の業績が赤字が続いていたことを指摘された際には「ライブビジネスなので、特にコロナ期が大変だったと思っているが各団体の動員も伸びてきている。もちろんビジネスの結果、バランスは考えていかなければいけないが、忘れてはいけないのは我々はチャレンジャーであって、圧倒的な一番でもない。まだまだこれからチャレンジしていく立場。あまり足元ばかり見て、縮小均衡になってしまうと逆にビジネス的にも将来的な可能性が失われていくのかなと思っているので、攻めと守りのバランスをしっかり考えて決断していきたいと思っている」と攻めの姿勢を見せた。

<<< 1 2 3