プロ20年目、43歳の藤野恵実が世界王座獲得「最高の人たちに恵まれているいい格闘技人生。まだ続けます!」【修斗】

序盤から打撃で主導権を握った藤野(撮影・上岸卓史)

 杉本はレスリングの全日本学生選手権2年連続準優勝の実績をひっさげDEEP JEWELSでプロデビューしたものの、出産と育児のため、しばらく試合から遠ざかり、2019年から修斗に参戦。2019年に行われた「Women’sSHOOTO-50kgインフィニティリーグ2019」で優勝し、「修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメント」にエントリーされるも決勝で黒部三奈に敗れ、王座戴冠はならなかった。修斗での戦績は15戦11勝(1KO、4S)2敗2分。

 1R、ともにオーソドックスの構え。パンチで仕掛ける藤野。そこに左ジャブを合わせに行く杉本。杉本の左ジャブが当たると藤野もパンチを振って一気に前に。杉本が組み止め、ケージに押し込むが、藤野は押し返し離れる。杉本がワンツー。前に出た藤野を組み止め、振るとバランスを崩す藤野。そこに杉本が組み付くがプッシュの藤野。藤野が圧をかけてワンツー。杉本のローにパンチを合わせる藤野。藤野はボディーと顔面を打ち分けるコンビネーション。杉本がタックルもがぶった藤野。首を取ってフロントチョークの体勢も杉本が首を抜く。