TOKYO MXがよりマニア路線をばく進中。新キャッチコピー「どこまでも!マニアッ9。」に込められた思いとは
SNSなどでの匿名での無責任な書き込みについてはしばしば問題になることがあります。匿名の書き込みの意見をどこまで聞くべきなのか? 実名の1人の意見のほうが大事なのではないかという風潮もあるなか「現場は顔の見える人たちのために作るよ」という宣言のようにも見えて、そういう意味でもとても時代感に合ったコピーに思えます。
「そこで僕らもブレないようにしないといけないですし、ブレないためには作り手の人たちが面白いと信じているものを突き詰めてくださいね、ということは伝えたいとは思っています」
この新キャッチコピーのもと今後はどういった動きを?
「TOKYO MXは来年開局30周年を迎えるので、そこを見据えてどう仕掛けていくか。まずは今年10月の改編のタイミングで新たにチャレンジするものができればいいなと思っています。そういった番組改編といったベクトルで動いていくというのもありますし、広報宣伝の中で、新しいきっかけ作りみたいなことはしたいと思っています。MXでは土日の夜に映画を放送しており、そちらが比較的好評なので編成として伸ばせるのかなと思っています。映画の放送にあたっては『ウォッチパーティー』というものをやらせていただいています。これはいわゆるYouTuberやインフルエンサーの方と放送を一緒に楽しみながら同時に配信するという試みです。数字的にはまだまだですが、ここは今後進めていきたいと思っています。このウォッチパーティーというのは他局さんもやられているとは思うんですが、継続的にやられているところはどれくらいあるかな、というところですね。なので、MXではそこを頑張って継続的にやっていきたい。“MXといえばウォッチパーティー”というところまで大きくできればと思っています。うちでいうと『5時に夢中!』なんかも回数を重ねてあれだけのファンを獲得した。細く長く横槍を入れられず続けられるというのが大事なのかと思っています」