WOLF HOWL HARMONY「音楽で熱狂的になろうぜ!」青春3部作でウルフの縄張りは拡大、国境越えも


ーー”青春”を構成するというか想起させる要素はたくさんあります。「Pink Flash Lights」は恋を取り上げていますが、WHHが届ける青春といったら、まずは恋だよね、という思いが?


RYOJI:曲を届けるのが恋が芽生えやすい季節なのかなって(笑)。別れと出会いの多い季節があって、そして恋が芽生えて。一目惚れしたら、幼なじみの4人なら相談するよね、あの子可愛かったんだけど、どう思う?みたいなところで……「Pink Flash Lights」です。

ーー制作はどんなふうに進んでいったのでしょうか?

SUZUKI:デモを何曲もかせていただいて、僕らも一緒にどれにしようか?って、いろんな意見を出し合いながら決めています。

RYOJI:デモを聞いて感じたこと、言葉を一言でいいから送ってくれる?って。僕は一言で済まずにめちゃくちゃ長い文章になっちゃったんですけど。そういったことをかみ砕いていただいていただけると、より気持ちを込めて声を乗せることができるので。

HIROTO:そうですよね。

SUZUKI:僕は一度夜送ってるのに朝歩いてるときにまた送ったりしました。ただ、このやり方、今回が特別ってわけではなくて、今までと変わらなかったりもするんですよね。青春をテーマに曲を作ろう!って始めましたけど、今までやってきたことがブラッシュアップされて、より深まった。僕はそう感じています。


ーー レコーディングはいかがでしたか? この後、第2弾、第3弾と続く3部作であることでの影響や、心がけたことはありますか?

SUZUKI:この後続く2作も含めてになると思うんですが、青春の価値観を押し付ける? …言い方が難しいですけど、そういったことがないようにってことです。この4人でさえ、例えばそのデモを聴いた時、それぞれが受ける印象は違ったりします。それぞれ送ってきた青春があります。同じように聴いてくださる人にも青春があると思いますから。

 三部作というつながりというところでは、自然とつながってくると思っています。〈友情〉〈夢〉と楽曲ごとに同じ青春でもテーマは違いますが、どの曲にも僕たちの正直な気持ちが乗っているので。

 歌唱という部分では、テクニックみたいなところかな。 一番いいバランスのところを取りながらいったら仕上がりが大人っぽくなりすぎちゃって調整したり。

ーーHIROTOさんはいかがですか?

HIROTO:僕は、この楽曲はありのままの自分をぶつけたって感じです。いつもは声を作ったりするんですけど。

SUZUKI:ん? 今も声を作ってる?’(笑)

HIROTO:作ってないです(笑)!  本当にありのままで歌ってて。キー的にも僕の声にすごいハマるので、僕が聴かせられるところ、ロングトーンとか歌う部分でなんか爽やかさだったりとか、すごい出せたのかなって思います。

ーーHIROTOさんは、レコーディングでしごいてもらったってお話してくださるイメージが強いので、少し新鮮です。

HIROTO:そうだったかな(笑)。この曲のレコーディング、自分の中で今までで一番うまくいってると思います。自分にハマっているという意味では『Frozen Butterfly』に入っている「You & I」もそうでした。

SUZUKI:あの曲も青春だよな……

RYOJI:自然とそうなるんだよな……