「負けたら引退」宣言の所英男「負けたら辞めなきゃいけない。辞めたくないんで絶対に勝ちたい」【超RIZIN.3】
46歳のベテランMMAファイター、所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)が「超RIZIN.3」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で「負けたら引退」マッチに臨むことを自ら宣言した。その心中を直撃した。
所は5月24日に行われた同大会の追加カード発表会見でヒロヤ(JAPAN TOP TEAM)との対戦が発表された。会見の冒頭、いつものように挨拶と対戦相手の印象などを語っていたのだが、終盤に差し掛かったところで突如「今回、負けたら引退します。すみません、さっき言いそびれたんで、言いました」と突如宣言。この言いそびれた理由については「有名人ばかりで舞い上がりました」となんとも所らしい答えで会場を和ませた。
20歳差のヒロヤと対戦
「負けたら引退」ということは勝てば現役続行ですよね?
所「勝ったらもう1試合っていう。はい」
今回、そういう決断をした意図は?
所「結果も出てないし、自分のやりたいことと動きが離れていっているのがあって。あとプラス試合で…。やっぱり練習は頑張れますけど試合で出すってちょっと違っていて。昔は試合で出せられていたんですが、それをできなくなっているということをすごく感じるので“そろそろかな”っていうのと、そうやって自分を鼓舞するというのもありました」
いつ頃から具体的に?
所「割と、結構前から」
これまでも「この試合が最後かも」といった内容のことはカード発表会見や試合後の会見などで言うことはありましたが、ここ最近は常にそう思っていたということですか?
所「そうですね。そういう覚悟はありました。(RIZINに)復帰した太田忍選手との試合くらいからそういう覚悟はやっぱりあってっていう感じですね。それをようやく言葉にしたという感じです」