三代目JSB 今市隆二、最新ソロツアーがファイナル「また必ずやりたい」
バンドの表情豊かなアンサンブルを経て、今市はステージ上手に現れたバーを思わせるセットへ。カウンター席に腰かけた今市は、マスター役を務めるダンサーのTAiCHiと、ツアーを振り返って和やかなトークを展開。そのまま、ファンからの質問に答えるコーナーが始まった。「ファイナルだからこそ言える裏話は?」という質問に「熊本公演での『ROMEO + JULIET』のパフォーマンス中にマイクスタンドを倒してしまった」と他公演のエピソードを語った。
「次はお客さんと一緒に楽曲を作り上げていきたいと思います!」と始まった「Sweet Therapy」は、事前の抽選で選ばれたファンをステージに上げるスペシャルな演出で届けられた。ステージ上の階段、ソファ、椅子に座るファンに向けて、今市は肩を抱いたり頭を撫でたりと、夢のようなファンサービスを大放出。贅沢すぎる演出に、客席からは終始悲鳴に近い歓声が沸き起こった。
ライブでは、今市がアーティスト活動においてターニングポイントとなったバラード曲も披露。
まずは、徳永英明の「レイニー ブルー」。2010年、『EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 2 ~夢を持った若者達へ~』で歌唱した、彼の人生を大きく変えた1曲だ。続いて、自身がR&Bに興味を持つきっかけになった曲だと以前から語っているブライアン・マックナイトの「One Last Cry」へ。最後に、三代目JSB「R.Y.U.S.E.I.」などを手掛けたSTYと共に制作した「これが運命なら」。歌唱前に「しんどい時に感じた言葉を綴った」と紹介したこの曲を、今市は切なくも力強い歌声で届けた。