AIが映画を!?『The Artificial Conjuring Circle 人間再プログラム訓練』は、なんかスッゴいグネグネしてた!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

 こんにちは、黒田勇樹です。

 最近はnoteに精を出しております。やってみるとそれなりに楽しいものですね。ついついいろいろ書いてしまう今日この頃です。

 ほとんど下ネタだったんですが、そろそろ真面目なことも書いていこうかと……思います。

 では今週も始めましょう。

SSFF & ASIA 2024 アニメーション部門 特別上映 『人間再プログラム訓練』

「AIが映画を作りました」「字幕もAIが作りました」※監督は人間です。

 このくらいしか説明されずに紹介された、短編アニメーション映画。
 どっからー!? どっからどこまでAIなの!? なんかせめて「こういうワードや映像を学習させて、作らせたらこうなりました」「ここには、人間が手を加えています」みたいな、解説、ちょー欲しい。

 なんというか、そこまで科学に強くない筆者としては、フレンチ予約するときに「今夜は特別な日なんだ、彼女は鶏肉が好きだ、ワインは白がいいかな、あとはシェフにお任せするよ」までが、人間の作業で、テーブルに付くと出てくるコース料理が、AIの作ったものというイメージ。

 まあ、想像したり、自分でやってみるのも楽しいのかもしれませんが。
 もう、ここまでの設定で、頭グネグネなんですが、映像もグネグネしてます。

 人間を初期化するために、機械が作ったプログラムというのがテーマだそうなのですが、もはや俺が初期化されそうでした。
 なんていうんですかね?「似たような景色の中の、構造やモチーフが絶え間なく変化していく」と、でも言うのでしょうか?
 ああ、どういう命令でこの作品ができたのか知りたくて仕方ない。
 AIというコックたちに対して、監督は「料理長」なのか「オーナー」なのか、どっちもなのか。
 その辺の工程も是非知りたい。
 日本語字幕も、日本のAIで作られていたのには、とても感動しました。

 監督のプロフィールをみると少し謎が解けて、トランスヒューマニズム(超人間主義)といい、ザックリいうと「人間と非人間との共存」を、探求されている方だそうで、なるほど…って、なるかー! いや、言ってることとかやりたいことは伝わってくるけど、結果(作品)だけじゃなくて、何やってるのか具体的に教えてくれよ! ドキュメンタリー撮っておいてくれよ!

 昭和生まれはAI、怖いんだよ!!

 ディープフェイクとか、どんどん映像の世界にも進出してきているAI。「今、どうなっているのか」を、知るためにも是非御覧下さい。

『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2024』

開催期間:6月4日(火)〜17日(月)/オンライン会場は4月25日(木)〜6月30日(日)
上映会場:表参道ヒルズ スペースオー、ユーロライブ、赤坂インターシティコンファレンス、二子玉川ライズ スタジオ & ホール、ミカン下北、オンライン会場にて予定 ※開催期間は各会場によって異なる

チケット:1プログラム券…〈前売り〉一般1500円、学生・シニア(60歳以上)・障がい者割引 1200円、小学生未満 無料〈当日〉一般1800円、学生・シニア(60歳以上)・障がい者割引 1500円、小学生未満 無料 ※他、一日券やパスポートもあり
オンライン会場チケット:4/25 – 5/24 日本国内 1000円 国外5USD 6/1 – 30日本国内 2500円 国外15USD 
【公式サイト】https://www.shortshorts.org/2024

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黒田勇樹(くろだ・ゆうき)
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として舞台やドラマ、映画、CMなどで活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともにTBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にて日本アカデミー賞新人男優賞やキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパーメディアフリーター」と名乗り、ネットを中心に活動を始めるが2014年に「俳優復帰」を宣言し、小劇場を中心に精力的に活動を再開。
2016年に監督映画「恐怖!セミ男」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。
現在は、映画やドラマ監督、舞台の脚本演出など幅広く活動中。

公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23