THE RAMPAGE 浦川翔平、「ありがたい」27歳のバースデー 〈BUZZらないとイヤー! 第76回〉

ーーでは、ちょっと踏み込んで。27歳の翔平さんは、どんなふうに生きていこうと思ってますか?

翔平さん:自分を大切にしなきゃいけない年になってきたのかなって思ってて。17歳の時から結構がむしゃらにパフォーマンスをやってきたんですよね、体を地面に打ち付けたり、遠心力でくるくる回ってみたり。できるっしょ!っていう気持ちと体が同期してて、やってきた。ただ、気持ちはやりたいんだけどって場面も出てきて、パフォーマンスに関して変革期が来てんのかなって。「いつもありがとうね」って自分の体にも感謝しつつ、その感謝を鏡で反射させるみたいにして、応援してくれるファンのみなさんはもちろん、メンバーやスタッフさんにも返していけたらいいのかなって思ってるんです。

ーーそう思ったのはケガとか故障を気にしてですか?

翔平さん:それはあるかなあ、大きなことではないんだけど、思わぬところで痛めたりで。これまでそういう経験がなかったから、余計にそう感じるのかもしれない。バック宙なんて60歳になったってできるもんだろうと思ってたんです。だけど、見回してみると、体操選手とかフィギュアスケートの方とかくるくる回る人たちって30歳を前に引退される方も多いですし、ファンの皆さんにずっと高品質なパフォーマンスを届けるには、自分の考え方をちょっと変えなきゃいけないのかな?っていう時期が来てるなって。

 こういう変化は、先輩方の背中を追ってきたなかで聞かされてきたことで、それこそ10代の頃から聞いてきたので準備はできていたようなところもあります。ただ、その時に全部理解できていたかっていうと、そうじゃないんですよね。27歳になった今の理解の仕方はできてない。今は、ああそうか、こういうことだって実感してます。

 こんなことをやったらやべえんじゃないかってこと、自分ならいけるっしょ!ってイチかバチかみたいな感じでポコポコポコポコやってたし、それでできてた。

 今までそうやって無意識にやっていたことを、考えて、自分と相談しながらやっていけたら、パフォーマンスを支障なく見せられるだろうし、自分が届けたいと思っているものを届けられるんじゃないかと思うんです。そういう意味で、27歳はもっと“自分フォーカス”、自分を大事にしていっていいのかなって思っています。