「3歳ダート三冠競走」2冠目の「東京ダービー」でラムジェットが優勝。鞍上の三浦「もっともっと上に行ける馬」
外の3番手というポジションについては「佐々木調教師とも話していて、この馬はここまでの馬ではない、もっと舞台を上げていかないといけないので、その中で、“馬の気分やリズムを重視して、ポジションは関係なく”ということを頭に入れていたので、自ずとあのポジションになったのが今日はラムジェットにとってとてもいいリズムだったということ」、4コーナーについては「相変わらず4コーナーでは置かれてしまった。ただ乗っている僕としては間違いなく差し切れる、むしろ抜けてどれくらいそこから集中力を切らさずゴールまで行けるかを考えていた。そういう意味では遊び遊びだが、終わってみればこの着差なので完勝だったと思う」などと語った。
また「佐々木調教師が“この馬は皇成に合っている”と自信を持って言ってくれたので、僕は裏切らないように乗るだけ。こういう能力あふれる期待馬を任せてくれたオーナーに一番感謝したい」と重ねて感謝の言葉。
そして「たくさんの方に競馬場に来ていただき、すごい声援で鳥肌が立つような一日でした。本当に大井競馬場のこういう素晴らしい馬場を使わせていただき、ラムジェットの強い姿を見せることができて感謝しています。これからもラムジェットを応援していただければ。もっともっと上に行く馬だと思って追いますので、応援よろしくお願いします」と人馬ともにさらなる飛躍を誓った。
これまでJRAと地方競馬は歩調を合わせダート競馬の体系整備を進めてきたのだが、今年は新たな「3歳ダート三冠競走」を設立。この日の「東京ダービー」はその2冠目のレースだった。1冠目の羽田盃は4月24日に行われ、アマンテビアンコが勝利を収めている。3冠目は、例年7月に3歳ダート王決定戦として行われていた「ジャパンダートダービー」を「ジャパンダートクラシック」(JpnⅠ・大井2000m)に名称を変更して10月に開催。この3つのレースはいずれもTCKで行われる。