髙木三四郎、奮戦するもKO-D無差別級王座獲りはならず。7・21両国のメインは上野勇希vsMAOの新世代対決に決定【DDT】

試合後、髙木はMAOをリングに上げた

 この日の結果を受けて、両国でのビッグマッチのメインは上野とMAOによるサウナカミーナ同門対決となった。上野は「KING OF DDTトーナメント優勝者に対する上野勇希の挑戦でもあるから。MAOちゃんから始まったものもいっぱいある。負けへんよ」と王座死守を誓った。MAOは「上野勇希がデビューして2戦目の相手が俺。ここ新宿でシングルやったのをすごく覚えてる。時を経て、両国のメインで2人で立つなんて、あのときは想像もつかなかった。俺にとって両国のメインは一つの夢の集大成。その相手が上野勇希。あんな素晴らしいチャンピオンは、俺が見てきたなかでいない。そんな上野勇希に両国のメインで挑めるのはすごく夢がある。俺のドラマティックドリームをやりまくる!」と武者震い。
 
 王座奪取ならなかった髙木は「勝機は2回あったのに。絶対勝ったと思ったのに、あの野郎、返しやがった。でも、なんか清々しい気分です。いろんなことがオーバーラップして。2009年の両国でHARASHIMAがチャンピオンで。飯伏(幸太)とワンマッチ興行で新木場でやって、勝ったほうが両国メインという。なんかアレと似たものを感じてて。飯伏幸太とは全然違う上野勇希だった。MAOはKING OF DDTを勝ち上がったし。2009年の俺と(ザ・グレート)サスケさんの両国の試合を見て、彼はDDTに入ろうと志願したわけで。俺のなかでは勝手にいろんなドラマを作って、勝手に俺のなかでやってるから。あとはお客さんに勝手にあの2人に感情移入して、それをもっと広げてもらえれば…」と両国のメインを託す上野とMAOに期待を寄せていた。
 
 なお、6月30日の後楽園ホールでは、上野&勝俣瞬馬vsMAO&To-yの前哨戦が組まれることになった。

DDTプロレス「What are you doing 2024 TOUR in SHINJUKU」(6月5日、東京・新宿FACE)
◆オープニングマッチ 30分一本勝負
樋口和貞&●須見和馬(7分9秒、変形十字架固め)納谷幸男&中村圭吾○

◆第二試合 スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
○MAO&勝俣瞬馬(11分58秒、TKO勝ち)男色ディーノ&平田一喜●
※居合いキック→レフェリーストップ

◆第三試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
遠藤哲哉&飯野雄貴&●高鹿佑也(11分15秒、エビ固め)秋山準&小峠篤司○&松永智充
※キルスイッチ

◆第四試合 木曽大介レフェリー14周年記念試合~スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
○石井慧介&入江茂弘(10分49秒、体固め)To-y&夢虹●
※両腕極めドライバーTURBO

◆第五試合 CDK結成5周年記念試合~IWA JAPAN SETUP世界タッグ選手権試合 60分一本勝負
〈王者組〉○クリス・ブルックス&高梨将弘(8分19秒、H.O.D)大石真翔●&旭志織〈挑戦者組〉
※第2代王者組が初防衛に成功。

◆セミファイナル KO-D6人タッグ選手権試合 60分一本勝負
〈王者組〉佐々木大輔& ●  KANON&MJポー(13分43秒、エビ固め)
HARASHIMA&ヤス・ウラノ&彰人 ○  〈挑戦者組〉
※HARASHIMAの蒼魔刀。佐々木組が初防衛に失敗、HARASHIMA組が第55代王者組となる。

◆メインイベント KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負
〈王者〉○上野勇希(24分1秒、片エビ固め)髙木三四郎●〈挑戦者〉
※BME。第82代王者が5度目の防衛に成功。
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