グルメ激戦区の西麻布に “最幸” の食体験を提供する新たな隠れ家フレンチ「アルギュロス」

魚料理「時不知のサフランソース」

 メインの魚料理は「時不知(ときしらず)のサフランソース」。皮目は香ばしく身はレアに仕上げた時不知のソテーに花ズッキーニとアスパラガス、ハリッサを添えている。肉料理は和牛の原種と言われる “幻の牛” のヒレ肉をローストした「竹の谷蔓牛(たけのたにつるうし)炭焼き」を塩と牛テールのコンソメのソース、和歌山のぶどう山椒で。付け合わせに京都・辻農園の白子筍の藁焼きと新玉ねぎのソテー、薄皮をむいてローストしたエンドウ豆をマグロのだしで伸ばしたスープも付いてくる。

 専属のパティシエが手がけた「ルヴァーブとローズゼラニウムの初夏仕立て」は、ルヴァーブの酸味にローズゼラニウムの香りを組み合わせたデセール。ジャムと自家製マスカルポーネクリーム入りミニロールケーキに生のルヴァーブのスライスやエディブルフラワーを散らし、ソルベとゼリーを添えて温度や食感の違いが楽しめる。

 最高の食材を目の前で驚きに満ちたひと皿に仕上げ、食器や空間、会話まで含めたサービスをもって提供する「アルギュロス」。8席のカウンターは西麻布の食通たちの間で争奪戦になりそうだ。