ジョニー・ケースがベイノアを酷評「距離感だけが武器。ひとつのことしかできない。彼の勝ち筋が見えない」【RIZIN.47】

リスペクトの気持ちは見せつつもベイノアへの厳しい評価を口にしたケース

 またベイノアが前回のような試合をしたとしても「捕まえる自信はある」とし、その理由として「ベイノア選手との一番明確な差は、彼はポイントファイターで自分はKOを狙ってる。距離を詰めてプレッシャーかけて思い切り打撃を振る、相手を倒す打撃。そのスタイルで違いが出る。自分はスコア、判定を気にしていない」と前回のベイノアvs井上戦をばっさり。

 ベイノアの武器としては「距離感だけが武器なのかなと思う。それ以外は、テイクダウンディフェンスもそんなうまくない。グラウンドスキルもない」と評した後に「…右が強い、武田からダウンも取っているし、右で試合を終わらせるだけのものは持っている。あとはしなるような蹴りがあるけどそれくらい。基本的には距離の掌握がうまい」などとなんとか絞り出す。そして「奢りや相手をなめているわけではなく彼をリスペクトしていてファイターとして素晴らしいと思うけど、MMAだから、MMAを見たときに彼は一次元のファイターで、ひとつのことしかできないと思うからこういうコメントになる。前回の試合があっての今回だから必死に勝ちにくると思うし、前に出てくると思う。それは自分の普段のスタイル。彼は尻に火をつけて出てくるが自分はそれを求めている。それに対して特別感がない。そう考えると彼がどう勝ち筋を見出すのかは分からない」などと、前戦を踏まえたうえでベイノアが前がかりに出てきた際には、むしろ好都合といった口ぶり。果たしてこのケースの見立てをベイノアはどう覆すのか…。

「RIZIN.47」(6月9日、東京・国立代々木競技場 第一体育館)
◆第9試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(61.0kg)
堀口恭司(アメリカン・トップチーム)vs セルジオ・ペティス(アメリカ/ルーファスポーツ)

◆第8試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)
クレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)vs フアン・アーチュレッタ(アメリカ/THE TREIGNING LAB, HB ULTIMATE & GRACIE BARRA)

◆第7試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(120.0kg)
上田幹雄(BRAVE)vs シェミスラブ・コバルチェク(ポーランド/Koloseum Kuznia Formy Pulawy)

◆第6試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)
武田光司(BRAVE)vs ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス共和国/Ihlas)

◆第5試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(71.0kg)
スパイク・カーライル(アメリカ/Kings MMA Anaheim / Treigning Lab)vs キム・ギョンピョ(韓国/Redhorse MMA)

◆第4試合 RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
カルシャガ・ダウトベック(カザフスタン/Turan Orda/Tiger Muay Thai)vs 関鉄矢(SONIC SQUAD)

◆第3試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(71.0kg)
ジョニー・ケース(アメリカ/MMA LAB)vs “ブラックパンサー”ベイノア(アメリカ/極真会館)

◆第2試合 RIZINオープンフィンガーグローブキックボクシングルール(※肘有り):3分3R(62.0kg)
梅野源治(PHOENIX)vs 魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS)

◆第1試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(71.0kg)
徳留一樹(パラエストラ八王子)vs 宇佐美正パトリック(Battle-Box)
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