岩田剛典「何だってできるよ人生!」自身初のアリーナツアーがフィナーレ

 

 ダンサーの個々の魅力の詰まったダンスショーケースを経て、ライブは後半戦へ。「1曲1曲やるごとに、“あ、このパフォーマンスやることないんだな”って噛みしめながらさ」とツアーが終わることへの寂しさを滲ませつつ、武道館は人生の節目で立ってきたステージだと語った。初めて武道館に立ったのは12年前、三代目 J SOUL BROTHERSの初の単独アリーナツアーでのこと。その2年後にEXILE加入時のオーディションでも立った場所だが、どちらも必死だったため、当時の記憶がほとんどないという。

 「今日までの道のりは、決して楽しい時間ばかりじゃありませんでした。生きていれば抗うことができないような不条理にも出会ってきました。でも、その度に後悔しないようにやってきて。自分はこんなもんじゃねぇと、高く飛べるはずだと奮い立たせてきた、そんな10年でした」

 そう振り返りながら、「10年越しに、ソロアーティストとして武道館のステージに帰ってくることができました!」と感謝を述べ、今日の光景を記憶に焼き付けると意気込む。そして、ツアーファイナルかつ武道館という特別なステージのために新曲「Get Down」を初パフォーマンス。嬉しいサプライズで観客を沸かせた。