王者・鈴木千裕に挑戦アピールのクレベルがパッキャオにお願い「ボコボコにしないで。タイトル戦ができなくなる」【RIZIN.47】

試合後にはロープを挟んで鈴木と舌戦

 また「自分は本当に千裕選手と(試合が)したい。今年、あとまだ2試合したい(と考えていて)、9月か10月か分からないけど、本当は次(その9月か10月)の試合で千裕選手としたいです。本当は。だから、すごい頑張って、自分がすぐタイトルマッチじゃなくて、榊原さんが(他の試合を)もう1回やる(やれと言ったら)、もう1回勝つ。(さらに他の人と)もう1回やる(となっても)、私はまた勝つ。次は誰ですか? 私はあと2試合(以内)でタイトルマッチをしたいし、次で鈴木選手と戦いたいです」とRIZINから提示されたカードについては行う気はあるものの、あと2試合以内でのタイトル挑戦を希望した。

 この日は「超RIZIN.3」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)でプロボクシングの6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)と鈴木が対戦するというビッグマッチが発表された。試合はRIZINスタンディングバウト特別ルール、3分3R(68.0kg)で行われる。

 これについてはクレベルは「それは本当に素晴らしい。なんで(かというと)、世界だったら、パッキャオ選手は有名で、世界でみんなが知っているボクシングの選手だから。(そんな彼が)日本で試合をしたら世界がそれを見るので。だから千裕選手とパッキャオ選手の試合が決まるのは素晴らしい。日本で盛り上がるから。でもみんな分かってる。それは全然違うもので、本物の試合じゃない。エンターテインメントとしては、それは大事」と鈴木とパッキャオの試合はありとしたうえで「(自分はタイトル戦を)したいです。だから、パッキャオには彼をボコボコにしないでください(と頼みたい)。パッキャオには優しくしてほしい、彼がパッキャオにボコボコにされちゃったら、すぐにタイトルマッチができない。パッキャオには“優しくしてください。ちょっと、ボディーだけでお願いします(笑)”(と言いたい)。頭をケガしちゃうと多分、千裕選手(の回復を)半年くらい待つことになる。でも私はすぐ試合がしたい。自分としては10月くらいにタイトルマッチをしたいです」と鈴木がパッキャオ戦で大きなダメージを負うことによって、タイトル戦を行えなくなることを懸念した。これは2022年9月の「超RIZIN」でフロイド・メイウェザーと対戦した朝倉未来が頭部へのダメージで復帰まで半年以上かかったことが念頭にあるよう。