「KADOKAWA DREAMSって最強だな」プロダンスリーグで2連覇!MVD獲得の颯希「なんで僕?」〈Dリーグ23-24〉

(c)D.LEAGUE 23-24

 ファイナルで披露した作品については、「ヒップホップで勝ちたいという気持ちもあるんですけど、Dリーグを世界に届けるためにも技も必要で、TSYが命がけで 2回宙という技を成功させてくれた。そういった技ありきで、自分たちが一番やりたいことをやらせてもらえるということに感謝しながら、メンバー全員のヒップホップが大好きな気持ちを乗せて、勝ったるぞ!って感じで……とにかく詰め込みました!」と説明した。

 2回宙を成功させたTSYだが、前回のROUND.14ではヒヤリとさせる場面もあった。

「本当のお話を言っちゃうと、ROUND.14でこの技をやろうとしたんですが、なかなか成功しなくて、前日に2回捻りに変えて。CSでは、2回宙を成功させると決めていました……死ぬ気でやりました」と、笑顔だった。

 ディレクターとしてチームを率いてきた、KEITA TANAKAは、「今年のチームはじゃじゃ馬で、統率していくのに非常に苦労しました。人数が多いと大変な部分もあるんですけれども、その中でも1 回つないだ手は離さず最後まで走りきろうってみんなで話してやってきた」とし、「前半戦は勝ち星も多かったんですが、受け入れるのが難しいいろんな出来事もありました。後半戦はチャレンジを続けたんですが結果が出ず難しかったです。特にROUND.12は、自分たちとしては挑戦して芸術的な作品を作ったのですが評価されなかった。負けるとやっぱりダメージ食らうんです。ROUND.10が…チーム的には一番危機的状況で……詳しくはホームページで」と、笑っていた。

 優勝賞金は3000万円。何に使う?と聞かれると、キャプテンのKISAは「KADOKAWA DREAMSのバス?車? どこでも行ける車! 自家用ジェット」と、チームメイトと一緒に妄想を膨らませていた。

 KDは、6月15日にワンマンライブ「THE GREATEST SHOW」をチームのホームタウンである川崎・とどろきアリーナで開催する。

颯希(c)D.LEAGUE 23-24

MVD獲得の颯希「なんで僕?みんながMVD!」


 ROUNDごとに、最も勝利に貢献したDリーガーに贈られるのが「MVD(Most Valuable Dancer)」。CSではKADOKAWA DREAMSの颯希が獲得した。感想を聞かれると、開口一番「何で僕なんだ?」。

「今回の作品、ソロを任されて、何がいいのか、どうしたら作品が伝わるのか、ずっと考えながら踊っていました。CSまであと数日というところで踏ん切りがついたというか、いろんな意見ももらって(踊りました)。ただ、個人的には、MVDはMINAMIちゃんとTSYにあげたい。このCSを作り上げたと言って過言ではないMINAMIちゃん、B-BOY界では10 年に一度見れるか見れないかっていう2回宙っていう大技を、ダンスをしながら音に合わせて、しかも音ハメまでしたTSY!みんな最高。ここまで持ってこれたみんなが最高、みんながMVD!」