KADOKAWA DREAMSが2連覇!勝因は「断トツの団結力」二冠狙ったCyberAgent Legitは1票差に泣く〈Dリーグ 23‐24〉
日本発のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」の23-24シーズンの最終決戦となるCHAMPIONSHIP(CS)が6月11日、江東区の東京ガーデンシアターで開催され、昨シーズンのチャンピオンであるKADOKAWA DREAMS(以下、KD)が王者に輝いた。2シーズン連続はKDが初。MVD(Most Valuable Dancer)は、同チームの颯希が獲得した。2位はCyberAgent Legit(以下、Legit)、3位はKOSÉ 8ROCKS、DYM MESSENGERSだった。
最終決戦は僅差の戦いとなった。レギュラーシーズン2位のKD、レギュラーシーズン首位でシーズン優勝との二冠を狙うLegitという昨シーズンと同じ顔ぶれになった。熱狂のなか登場すると、KDは白いグランドコートを脱ぎ捨て、Legitはゴールドの衣装をギラギラさせて、ステージに上がった。
先行のKDは「ONE」のテーマのもと、息をのむアクロバットやパワームーブと他の動きのコンビネーションなどスキルとパワーと技ふんだんに取り入れると共に動きと音がビタッとシンクロ、ひとつにまとまったヒップホップなショーケースで王者たる姿を見せつけた。
バトルMCのSWAYが今シーズン最後のパフォーマンスを煽る中、後攻のLegitがステージに静かに登場。メンバーはSEMI FINAL同様に円陣を組んで気合を入れると、肩で呼吸する音でショーケースをスタート。Legitのテーマは「ALL FOR GOLD」で、リーダーのTAKUMIが「積み上げてきたものをすべて出して勝つ」「勢いにチームや個人の質感を乗せて勝ち切る」と話したように、アクロバティックな演出も取り入れながら最初から最後までバチッと合わせて踊りきった。
結果は、KDがオーディエンス票と審査員を合わせた全11票のうち6票を獲得し、Legitを1票を上回って勝利、2連覇を果たした。手つないで結果を待っていたKDはうれし涙、肩を組んで画面が赤と青で染まっていくのを見ていたLegitは悔し涙を流し、チームメイトと、そして共にシーズンを踊りぬいた相手チームと抱き合い、健闘をたたえあった。