鈴木千裕とパッキャオが猪木イズム漂う会見「なんでやる前に負けることを考える」「私は相手は選ばない。誰とでも戦う」【超RIZIN.3】

パッキャオ(左)と鈴木

 2022年に行われたメイウェザーと朝倉未来の試合では朝倉が頭部にダメージを負い、しばらく試合ができなかったことがあったのだが、こういったことが起こった場合について榊原氏が「そんなこと言ったら、この仕事はできない。未来はダメージを受けてその後戦えなくなっているわけではない。ノックアウトされれば、2~3カ月試合ができないとかいろいろなルールがある。僕らがやっているのは格闘技。互いに相手の息の根を止めるためにあらゆることをしてサバイブする。戦ってダメージを与え合うスポーツ。もちろん、何かあればテイクケアはする。千裕にもし、マニーにもし何かその試合によってダメージが残ればそのダメージを抜くための期間をおいて次の試合を組む」と言うと、鈴木はその言葉を遮り「バラさん、俺、負けないんでそういう心配はいらないです。負ける体の質問はやめてください。なんでやる前から負けとかダメージとかの話をするんですか。俺が勝負するんですよ。だからこういう“やられたらどうする”って。俺が勝てるって、ここにいる全員が思ってない。だから俺は嫌いなんですよ。なんでやる前に負けること考えるんですか。俺は勝つって言ってるんだから、そういう話はしないでください」と言い切るとマイクを机にどんと叩きつけた。

 一方、パッキャオもこれまでのRIZINで行われたフロイド・メイウェザーの試合についての感想を問われた際に「フロイドは対戦相手を選ぶので私とは違う。私は対戦相手を選ばずに、私に挑戦したい人間がいれば誰とでも戦うというスタンスなので、フロイドと一緒にするのは違う」とこちらも猪木さんの「いつ何時、誰の挑戦でも受ける」の名言を思い起こさせるセリフを放ち、猪木イズムが漂う会見となった。

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