パッキャオがエキシビションを拒否。真剣勝負を条件に鈴木千裕との試合を受ける【超RIZIN.3】

榊原CEOを挟んでパッキャオと鈴木

 今回のカードについて榊原氏は「マニーを出したいという思いと、マニーにも出たいという思いがあって、ずっと何年もタイミングを見ていたが、右に立つ人がいなかった。RIZINで誰とやるのか? フロイドとやるのか? 僕は日本の未来の格闘技を考えた。天心がそうだった。現役時代に実際に拳を交えて、リング上で男と男の真剣勝負をして未来を変えていける逸材にチャンスを与えたいという思いがあり、なかなか相手候補としてピンとくる選手が浮かばなかったのが事実。ただ昨今の二刀流の鈴木千裕の破天荒な活躍の中で、鈴木ならワンチャンス、“バーンと行ってドーン”とスーパースターをKOする可能性があるなと。そこには期待感が持てるなと、そんな思いの中でこのカードを実現するに至った」と鈴木ならやれるのでは、という思いを持っていることを明かす。

 しかしパッキャオは「ボクシングというものは簡単に習得できるものではない。千裕はそのボクシングを経験したいと言っているようだが、7月28日は必ず彼はボクシングについて学ぶと思う。自分が学ばせる」「鈴木選手の試合はMMAなので見たことはない。ただ私はボクシングを知っている。ボクシングはパンチとフットワークがすべて。それさえ知っていれば相手のスタイルを知る必要はない」などと絶対の自信を見せた。