パッキャオがエキシビションを拒否。真剣勝負を条件に鈴木千裕との試合を受ける【超RIZIN.3】

「超RIZIN.3」で対戦するパッキャオ(左)と鈴木

 またグローブについては8オンスのものを使用。メイウェザーの試合は10オンスで行われていたのだが、榊原氏は「この試合はラウンドごとにポイントを取っていくゲームとは違う。殺るか殺られるかの試合。パッキャオとの交渉の中で“とにかくエキシという言葉は禁止にしてくれ”と。これは戦いだから、決着をつける。男と男が戦う以上、それに適したルールとグローブということで両選手に了解を得た」と8オンスとなった経緯を明かした。両選手ともに8オンスについては「当たり前」という姿勢を見せた。

 パッキャオについては米スポーツ局ESPNが「WBC世界ウエルター級暫定王者マリオ・バリオスへの挑戦に向けて交渉中」と報じていたのだが、これについてパッキャオは「それに関してはまだ交渉中。話はあるが詳細はまだ詰めていない。実現には時間がかかると思う。やるとすれば11月、12月あたりに実現する可能性はあるが、まだ交渉中なので、ここで“やる”というには程遠いかなと思う」と語った。

 パッキャオは2022年大晦日の「RIZIN.40」(埼玉・さいたまスーパーアリーナ)のリング上でRIZINと契約したことを発表。その際に榊原信行CEOは「来年の夏以降で70kg以下で」などと日本人選手を募集。しかし2023年中の参戦は実現せず。同年大晦日の「RIZIN.45」ではリング上から「来年ぜひ、フロイド・メイウェザーとやれるように頑張りたい」とメイウェザー戦の実現をアピールしていた。

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