シンガーソングライターのSG、「良い思い出も仲違いした思い出も、全部大切」 新曲「Cheese」で伝えたいこと
――3月にはワンマンライブを開催されましたが振り返ってみていかがでしたか?
楽しかったし、最高すぎてそれしか言葉がないです(笑)。あと、母が観に来てくれたのはうれしかったです。
――お母さんはなんとおっしゃっていましたか?
「歌上手くなったね」と褒めてくれましたけど、「ステージはもっとこうすれば良いね」と言っていました。母は客観的です(笑)。
――ライブの後はお母さんと過ごしたんですか?
ライブ後はお母さんと焼肉を食べにいきました。最近は1年に3回くらい会っているんですよ。前まではコロナとかで2年に1回くらいしか会えなかったので、それを考えると最近は定期的に会えているなと思います。「韓国ではこういうことがあって」とか「仕事がこうで」とか普通の会話を。ちなみに母も2カ国後話せるので、日本語と韓国語が両方飛び交っている感じです。
――ライブでは積極的にファンとコミュニケーションを取っているのが印象的でした。
最近そうなりました。ファンの前でかっこつけていたってしょうがないなと思って。今まで気張っていたんですが、そもそもそういう性格じゃないし、これからは肩の力を抜いて、等身大の自分を見せて歌いたいんです。最近変わりましたね。
――ライブでのSGさんの振る舞いは素に見えました。
あれは素ですね。完全に家にいる時と同じテンションでライブしていたし、ずっとリラックスしていました(笑)。
――最近は日本でも韓国の曲が当たり前に聴かれていますが、この状況をどう捉えていますか?
日本でも韓国の曲が聴かれていますが、韓国でもJ-POPが普通に流れていたりするんですよ。もともと音楽に国境はないと思っているので、やっとあるべき姿に戻ったのかなと思います。音楽ってそういうものだよな、と。
――これから音楽は国を問わずもっとボーダレス化していく流れになると思いますか?
うん。そうなると思います。今はいろんなSNSやサブスクも普及しているので、もっと素敵な音楽が世に放たれるとワクワクしています。僕は日本語と韓国語を理解できる歌手として、その架け橋になりたいです。
――最後に「Cheese」のタイトルにかけてお好きなチーズ料理は?
チーズケーキが好きです。甘いものはそんなに得意ではないのですが、ケーキは好きなんですよ。その中でもチーズケーキが好きで、下がクッキー生地になっているベイクドタイプが好きです。
――チーズケーキはちょっと意外です!
今ちょうど甘いものが食べられない時期なんですよ。砂糖を摂取するのを禁止しています。自分とのチャレンジですね。期間は1年間です。
――砂糖1年間禁止はキツくないですか?
まぁまぁいけますよ。それに前にもやったことがあるんです。料理とかに砂糖が入っているのは仕方ないんですけど、お菓子は止めようと。今飲んでいるコーヒーもブラックだし。間食しないだけなので大丈夫です!
(取材と文・近藤加奈子)