ラッパーRude−α 海外の壁に挑むバスケ男子日本に共感「日本からもやれると証明してくれた」
公開中の映画『BELIEVE 日本バスケを諦めなかった男たち』の大ヒット御礼イベントが16日、都内にて行われ、ラッパーのRude−αと大西雄一監督が登壇。Rude−αが書き下ろした本作のテーマ曲『AKATSUKI』を初めて生披露した。
2023年に開催された「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」でのバスケットボール男子日本代表の激闘を収めたドキュメンタリー映画。
6月7日に全国69館という規模ながら、初日3日間で動員3万強、興行収入6000万円越えのスマッシュヒット。映画ランキングサイトでも同日公開作品の中で満足度1位という高評価に、大西監督も「自分なりに納得のいくものを出したけれど、まさかこうなるとは」と大ヒットに感激。一方、テーマ曲『AKATSUKI』を手がけたラッパーのRude−αは「話をもらったときは、メッチャ小さい映画館でやる感じだと思ってた」と驚きつつ、自身の服装に「今気づいたんですけど…服がアメフトのでした…NFLって書いてある(笑)」と照れ笑い。
Rude−αと大西監督は、もともと“飲み”の場での顔見知りだったと言い、大西監督が「まさか彼がこんないい曲を書けるラッパーだとは」と言えば、テーマ曲を依頼されたRude−αも「(大西監督は)ただの酔っ払いだと思ってた(笑)」。
実はバスケ経験者というRude−α。「子供のころ、家に(ゴール)リングが無かったので、本当はダメなんですけど、自転車のタイヤの銀の部分(ホイールの縁)を近くの電柱にグルグル括り付けてゴール代わりにしていました」と明かし、会場の笑いをさそう一幕も。
この日は、Rude−αが『AKATSUKI』をステージ初披露。大西監督が「彼もAKATSUKI(JAPAN)と一緒に練習してました、というくらいの歌詞」と絶賛する熱いリリックを歌い上げたRude−αに、観客も万雷の拍手を贈った。
歌詞について聞かれたRude−αは「自分がヒップホップというジャンルにいても、やっぱりアメリカのヒップホップカルチャーのほうがデカいから、どこかしらで引け目を感じていたと思うんですけど、日本代表がその壁を取っ払ってくれ、日本という国からもやれると証明してくれた」と、欧米の壁に挑戦し続けるAKATSUKI JAPANへの共感を語っていた。
『BELIEVE 日本バスケを諦めなかった男たち』は4週間限定公開中。また、6月18日19時の回、新宿バルト9他にて応援上映を実施。