豊島区の「チームとしま」が第5回全体会開催。「共創チーム」設立で行政だけでは解決できない課題を官民一体で検討へ
最後は高際みゆき区長が「昨年度の最後のチームとしまで私は二つのお話をした。拙速かもしれないが2年目はチームとしまをもっと実効性のあるものに生まれ変わらせたいということが一つ。もう一つは区民提案制度の6つをご紹介申し上げて“ぜひご協力ください”ということでお話しした。先に二つ目のことをお話ししますと、いろいろなご提案を実際に受けており、実行が進んでいる。本当にうれしく思う。1年を通じてやるので、これからのご提案も大丈夫なのでお寄せいただきたい。一つ目については、もったいないと思ったんですね。今、276社580名の皆様にチームとしまにご参画いただき、私たち行政と一緒に社会課題の解決に向き合ってくれている。そんな思いを持っている方々がこんなにいるのは他の自治体にはないと思う。それは私たちのものすごい財産。しかし、これをもっと実現に結びつけるような、目に見える実効性を高める、そういう運用ができないかが課題だった。そうした中で今日は4つの課題を申し上げた。私はいつも、豊島区にはいろいろな課題がたくさんあるが、どれ一つとっても行政だけで、あるいは一つの部署だけで解決できるものは1個もない。すべてのものについて、行政と民間が連携しなければ意味のある政策は打てないと思っています。今日の4つは一つはすぐにやりたいこと、もう一つはずっと課題だったけどできていなかったこと。まずは今日ご説明した4つになんとしてもお力を貸していただきたい。これまでも一生懸命やっているが、もっと突き抜けたいと思っている。そこにアイデアをいただきたい。途中でいろいろな課題もありますが、始めたからには一番のゴールは新しい事業として来年度の予算に入れること。今年度も予算はありますから、計画を引っ繰り返して新しい事業を今年度にやるということも大いに期待しているし、ホームページなどを通じた皆様方の横の連携、それによってチームとしまのパワーが大きくなることを期待しております」などとこの日の参加者にメッセージを贈った。そして「昨年度にトップギアでスタートしたチームとしまがちょっと“どうしようかな”という時期もあったが、今日を機にまたアクセルを踏んで進めていきたいので、どうぞよろしくお願いします」とチームとしまのさらなる飛躍に期待をかけた。