ペットパノムルンとの3度目の対戦に「俺は最後だと思っている」と不退転の決意で臨む原口健飛「ぼこぼこ作戦。とにかく殴り続ける」【RISE】

「ぼこぼこ作戦。とにかく殴り続ける」と語った原口

 ペットパノムルンとの過去2回の対戦については「1回目の試合の映像は結構見た。初めてあんなにボロボロにされたんで。2回目はちょっとだけ。反省点はあった。途中の2、3、4Rで印象が悪いところがあった。延長ラウンドくらい行っておけばよかった」と反省。そのうえで「今回は前回の試合とは全く違うスタイルで行く。前回やったことを一切しないくらいの感じで行こうと思っている。(ペットパノムルンが)初めてやると思うくらいの感じで行く。ファイトスタイルをガラッと変える。3回目だけど初めてやると感じるような。ぼこぼこ作戦。とにかく殴り続ける。それだけ」とこれまでのカウンターを合わせる作戦からこちらから仕掛けていく作戦に方向転換するもよう。

 アウェイでの対戦については「日本よりいい。そっちのほうがいける気がする。昔から負けると言われている選手とやるのが好き。ペッチはオランダ人じゃないし、GLORYで戦っているだけ。別にそこまでペッチのホームではない。ペッチも時差はあるだろうし」などと意に介さず。

 もっとも海外自体が「初めて。なんも知らんから行けると思っている(笑)」とも。となると時差など環境の変化も大きなポイントとなりそうだが「時差も行ったことがないから分からない。何も感じないという人もいるし。こんな性格なんで余裕だと思う。試合は分からないですが、環境にはすぐ慣れるタイプ。綺麗な国なら大丈夫」とこちらも意に介さず。ただ「いろいろなことを踏まえて1週間前に行きたい」と13日にはオランダ入りする予定。
 
 GLORYについては「65kgのキックはGLORYが一番だと思う。ペッチに勝っても同じくらい強いのが下にたくさんいる。修羅の道になる」と評したうえで「歴史的勝利を持って来れるように頑張る」と語った。また「もちろん、ファンを獲得するようなスタイルをしたいが、ペッチに勝つこと自体が歴史的なので、とにかく勝てばいいかなと思う。KOは狙ってはいないが、できる技は練習している。ただ5Rをしっかり戦う」と勝利への貪欲な姿勢を見せた。