オウヤン・フェンが肋骨骨折でトーナメントを離脱。代わりにコプリヴレンスキーがブアカーオと対戦【K-1】

コプリヴレンスキー(右)は1回戦ではカスペル・ムシンスキに僅差の判定負けだった(©K-1)

 フェンの代わりにはストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/Mike’s Gym)が出場する。

 コプリヴレンスキーを選考した理由について、カルロス氏は「3月20日の開幕戦こそ僅差の判定で敗北したが、その実力は−70kgでも世界屈指。ブアカーオという伝説の復活に対し、−70kgの現実を当てるのであればストーヤン選手ではないかという判断。敗者復活の意味も含めて彼にチャンスを与えたいと思った。私は昨日、ルーマニアから戻ったのだが、ルーマニアではストーヤン選手とずっと一緒だった。この話も彼とはした。“いつでも準備はできている。いつでも発表してほしい”と言っていた。実はルーマニア大会で試合の予定だったが、流れていた。練習も続けていて、準備は整えてくれていると思っている」などと語った。

 コプリヴレンスキーは「K-1 FIGHTING NETWORK ROMANIA 2024」(6月13日、ルーマニア・ガラツィ)で試合が決まっていたのだが、直前で相手選手のケガにより試合が中止となっている。

 カルロス氏は「ストーヤン選手がXに上げた動画を見てもらえれば分かるが、すごくいい仕上がり。スピードもあるし体幹も強い。若いので回復も早い。もし彼が準々決勝で勝てば、十分優勝を狙える存在だと思っている。ルーマニアで結構一緒だったが、心がすごく安定している。淡々と練習して、淡々と食べていた。ふらふらしている選手が多い中、彼は非常に冷静で淡々としていて好感が持てた。繰り返すが優勝を狙える存在だと思っている」などと期待をかけた。