龍聖と久井大夢が急きょ王座決定戦で対戦。山口元気代表「期せずして“これがKNOCK OUTだ”といえるようなマッチメイクになった」【KNOCK OUT】

静かに火花を散らした

 試合について「僕は勝ちに徹したい」と言う久井に対し、龍聖は「僕は勝ちには徹しない。勝ちに徹して俺を倒せるのかなと思う。僕たちはKNOCK OUT生え抜きの選手同士なので、いろいろなカードがあるが、2人でとてつもないパワーのある試合を見せたい」と語った。

 また久井は龍聖の活躍ぶりについて聞かれた際に「自分もそうなっていかないとと思うし、憧れているだけではあかんというのはあるので、今回勝って超えようと思う」と龍聖超えを誓うと龍聖は「感慨深いというか。17歳でデビューして23歳になったんですが気持ちは19歳くらいで止まっているので、自分はずっとそういう立場だったので、今はそういうふうになっているんだなとびっくりしている」と追われる立場となったことに苦笑しつつも「真正面からぶつかりたい。自分もそうなっていきたいが、久井選手はこれからKNOCK OUTはもちろん、日本のキックボクシング界、格闘技界を担っていく選手だと思っている。これからも対戦はあるかもしれないが“まだ早いぞ”というところを見せたい」と返り討ちを誓った。

 この2人のやり取りを聞いていた山口代表は「今回はメインが鈴木千裕と五味隆典のボクシングルールの試合という変化球。実質、このセミファイナルが、最初は山田選手と龍聖選手の試合が、KNOCK OUTを代表するキックボクシングのメインだと思っていたが、龍聖選手と久井選手の対戦になったことで、さらに“これがKNOCK OUTだ”といえるようなマッチメイクに期せずしてなったと思っている」などと語った。

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