佐藤流司らのZIPANG OPERAがZepp揺らす! グループ初の単独ツアー

 

 最後の曲が終わった直後からアンコールを求める声が止まず、熱気は高まるばかり。すると感動的なイントロが会場に流れ、全身黒のラフなファッションに身を包んだZIPANG OPERAが再びステージに現れた。4人が登場した瞬間、大きな歓声と拍手が起こり、メンバーも客席を見て爽やかな笑みを浮かべる。アンコール1 曲目は『STEER THE SHIP<Remix ver>』。船出をテーマにした疾走感に溢れるダンスチューンで、まさにアンコール一発目にぴったり。バックダンサーも加わり、会場を盛り上げ続けた。アンコール2曲目は公演ごとに日替わりとなり、19日の夜の部では『DRAGON FIREWORK』を披露した。

 全力のパフォーマンスの後、佐藤が福澤に「侑、お前のダンスが激しくて缶バッジ落ちてる(笑)」とツッコむ場面も。また、spiは「皆さんセクシーなダンスが好きじゃないですか? 次の曲セクシーは盛り盛りなんじゃないかって噂」と話し、未配信の新曲『Keep your eyes on me』をキックオフ。疾走感のあるサウンドが癖になり、メンバーがセクシーな腰つきを披露するたびに悲鳴が響いた。そして、『Day by Day』でついにフィナーレへ。ファンもメンバーと一緒に歌い、会場は一体に。バックダンサーはペンライトを持って登場し、ステージを盛り上げ続けた。完全燃焼後に佐藤は「最高にうるさかったです(笑)」と冗談を交えながら、ライブ中ずっとついて来てくれたファンに愛を伝えた。最後はメンバーとバックダンサー全員で手を繋ぎ、マイクなしで大きな声で挨拶。今回は彼らのアーティスト名の『ZIPANG OPERA』のごとく一曲一曲が歌劇のような構成で、新感覚のライブステージだった。次のライブではどんな演出でファンを驚かせてくれるのか、今から楽しみでならない。

(取材と文・近藤加奈子)