鈴木千裕と五味隆典がドロー。五味が「千裕、頑張れよ。パッキャオはこんなもんじゃないからな」とエール【KNOCK OUT】
五味が踏み込んで右ストレート(撮影・蔦野裕)
しかしこの試合の決定後の6月10日、鈴木が「超RIZIN.3」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)でプロボクシングの6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)との対戦が発表されたのだが、これに五味が態度を硬化。11日に行われた今大会の公開練習をドタキャンするなど、試合の開催に黄信号が灯っていた。その後、19日には五味が公開練習を行い、心境を吐露。前日計量にはぎりぎりで到着し、フォトセッションのフェイスオフを拒否。会見後の全体でのフォトセッションもキャンセルして帰路に就くなど、当日に至るまで緊張感の続く展開となっていた。
1R、鈴木はオーソドックスの構え。五味はスイッチを繰り返す。圧をかけるのは鈴木、五味は回る。五味はサウスポーから右ジャブ。鈴木は右ストレートからパンチの連打。五味がぐらつき、タックル気味にクリンチ。五味は左フックを振るが大振り。鈴木は右ストレートをコンパクトに当てていく。五味はオーソドックスから左ジャブ、右ストレート。鈴木は圧をかけパンチも五味も押し返し、パンチを連打。鈴木はロープを背負いながらも右アッパー。