石田龍大は“狂拳”迅に1RKO勝ち、橋本雷汰は優勝候補の稲垣澪から2つのダウンを奪い「フェザー級王座決定トーナメント」決勝進出【Krush】

両者のパンチが交錯(撮影・上岸卓史)

 準決勝第2試合は橋本は稲垣澪(K-1ジム大宮チームレオン)と対戦した。

 稲垣は2021年11月に竹内賢一を破り、プロキャリア5戦でBigbangフェザー級王座を獲得。Krushでも元王者の新美貴士、他団体でベルト獲得のキャリアを持ち、ONE Championshipでムエタイの強豪たちと拳を交えてきたMOMOTAROを破るなど、今回のトーナメントでは優勝候補の最右翼と目されていた。

 1R、稲垣はオーソドックス、橋本はサウスポー。橋本が左インロー、左ハイ。そこにパンチを合わせる稲垣。稲垣はジャブから右ミドル。ともに前手で距離を探り合う。距離が詰まり組み合ってしまい、両者にホールディングの注意が出る。稲垣が圧をかけて右ストレートを出したところで橋本がカウンターの左ストレートでダウンを奪う。立ち上がった稲垣が前に出るが、橋本もパンチを返すが、深追いはしない。稲垣のパンチにカウンターを合わせに行く。稲垣にクリンチが目立ち、ホールディングで注意が出る。前出でる稲垣に橋本がカウンターで左フック。終了間際に飛びヒザをボディーに打ち込む橋本。稲垣は左まぶたから出血。