龍聖に判定勝ちの久井大夢「あそこで倒し切れないのが自分の弱さ」とベストバウト賞を獲得も反省【KNOCK OUT】

　2、3Rの戦い方については「カウンター狙いというかポイントアウトの戦いになってしまった。求められているのはそれではないということは分かっているので、これから練習する」とも語っているのだが、今後のファイトスタイルの変更などについては「スタイルを変えるということは別にないが、あそこで倒し切れないのが自分の弱さかと思う」と反省しつつもあくまでこのスタイルを維持したうえで倒せる選手を目指す意向。

　前日の大会後の総括で山口代表はこのスタイルに注文を付けるようなコメントもあったのだが、勝利との兼ね合いについては「非常に難しい。選手にとっては勝つことはすごい大事。負けるリスクを背負って行って負けたらどうするの？ってことなんですが、普通の王者でいたかったらそれでもいいが、スーパースターになりたければ…。例えば魔裟斗君や五味選手だったりとか、うちでいえば千裕とか。そこのリスクを背負って倒しに行っているから他の選手とは違う額のファイトマネーを稼げている。そこを目指すのか目指さないのかは選手次第。自分がどうなりたいか。それは昨日、お父さんと久井君には話しました。ここから先、スーパースターになりたいのか。そこでファイトスタイルは必然的になにを選択すればいいのかという答えが出てくる」などと説明。

　これに久井は「まだまだこんなもんではないし、こんなところでは終われないので、そうやってなっていかないといけないなと思いました」と語った。