PSYCHIC FEVERが新しい実験? JIMMYとWEESAで“パーフェクト”なラブソング

 

ーーお2人について少し聞かせてください。 2人は同じ愛知県出身。4歳の年齢差がありますが、PSYCHIC FEVERになる前から交流はあったんですか?

WEESA:存在は知っていました。僕が初めてJIMMYくんに会ったのは小学4年の時じゃないかな。名古屋は狭いし、同じEXPG(LDHが運営するダンススクール)でしたから。

JIMMY:僕は中2。WEESAは、みんなで遊ぶときにいる小さい子って感じぐらいの認識でした。

ーーその年代の4歳差って大きいですよね。

JIMMY:大きいです。EXPGでも、キッズと成人で分かれていたし、最初の頃は出会ってないんですよ、オーディションでは見ていたけど。そのあとも、一緒に音楽を作るとか一緒に買い物に行くよりも友達の友達で、直にしゃべるってこともそんなになくて。仲良くなったのはPSYCHIC FEVERになってから。コロナ禍になって、一気に距離が近くなって。

WEESA:僕は以前から歌詞を書くのが好きだったんですけど、そこまで没頭してないというか、曲にしてレコーディングするほどではなかったんです。コロナ禍になって、機材を買ったりして、少しずつデモ作りを始めた時に、JIMMYくんが作ったのを聞かせてよって言うんで。恥ずかしかったんですけど……それが一緒に作り始めるきっかけです。

JIMMY:WEESAはフリービートを使って一人でデモ作ってたんですけど、聞かせてもらったら、めちゃめちゃかっこよくて。もっとブラッシュアップした方がいいよって、僕がビート全部作り直して、WEESAも歌い直して、僕がフィーチャリングで入って……それが本当の最初。スタッフさんに送ったら、かっこいいって感想をもらって、そこから一気に2人で作る形が固まりました。

WEESA:それが武者修行で行った最初のタイのタイミングです。その時は2人で住んでたから毎晩デモを作っていました。今もですが、タイではいろいろ磨かれましたね。

ーー話を聞いていても、すごくいいコンビ。JIMMYさんにとってWEESAさんはどんな人?どんなところがすごいと思いますか?

JIMMY:いい意味で、WEESAは全部100%でやるんじゃなくて自分が好きなことだけを100%やるんですよ。だから、やりたいことや好きなことに対して本当に真っすぐで寄り道がない。「俺はこれがかっこいいと思ったからこれやる」って、最短距離で到着できる人なんです。やりたかったらやる欲望にまっすぐな男(笑)! 周りのことを気にせずに自分を高める力とかもめちゃめちゃ強いし……僕にはないところです。僕だったら、まずはこれをやらなければとか思ってしまう。

ーーちょっと意外。同じ質問で、WEESAさんにとってJIMMYさんは?

WEESA:JIMMYさんと僕、多分真逆の人間なんですね。僕からしたら、好きなことをするために、それが自分の好きなことじゃなかったとしても、嫌な顔もせずに動く。周りを見て、全部固めて、ちゃんと準備してからやる。すごい大人だし、かっこいいって思うし、尊敬できる部分です。僕は嫌になっちゃうとできなくなっちゃうから。そういうJIMMYさんの姿を見て、自分もやんなきゃなって思います。