ハンドボール男子日本代表がフェロー諸島代表に29-30で惜敗。3日にも対戦。渡部主将「代表チームは結果を残してなんぼ。リベンジしたい」

代表デビューとなった藤坂尚輝(撮影・田中伸弥)

 試合後の会見で日本のアントニオ・カルロス・オルテガ・ぺレス監督は「今日の試合はポジティブな面とネガティブ面があった。ディフェンスは良かったと思っている。攻撃に関してはオープンなディフェンスに対して、1-5のディフェンスに対して少しミスが出た。攻撃はプラス1、マイナス1のところでうまくいかないところがあったかと思う。そこに関しても良かったが、最後のほうは疲れが出たかと思う。ただ、最後まで選手は戦ってくれたと思うので、水曜日に関しては同じようなレベルを保ったまま、ミスを減らしていい試合をしたいと思っている」と試合を振り返った。

 日本は東京五輪以降、キャプテンを務めていた東江雄斗が代表から落選。この日の試合は渡部仁がキャプテンを務めた。渡部は会見で「今日はオルテガ監督になって初めての試合ということで、結果が欲しかったが敗れてしまって。代表チームは結果を残してなんぼだと思っているので、そこは非常に悔しい気持ちでいっぱい。あとは監督が求めるシステムができている時間とできていない時間があったので、そこは“今日試合をして良かった”と言えるように、3日はより高いレベルで監督の求めることを体現できるチームとなって、フェロー諸島代表にリベンジしたい。中1日、選手みんなでコミュニケーションを取って、次につながらような経験ができたということで、今日の試合をいい方向に働かせたい」と語った。

 オルテガ監督はダグル・シグルドソン前監督が今年2月に突如退任したことから、4月に代表監督に就任。2016年にも一度、男子日本代表監督を務めている。