ハンドボール男子日本代表がフェロー諸島代表に29-30で惜敗。3日にも対戦。渡部主将「代表チームは結果を残してなんぼ。リベンジしたい」

パリ五輪に臨む「彗星JAPAN」(撮影・田中伸弥)

 この日は7mスローだけの出場に終わった司令塔の安平光佑のコンディションについてオルテガ監督は「足首を痛めていたこともあり、今日の午前中は通常の練習に戻れているが、この試合に関しては7メートルスローだけにした。ただ重要な選手なので、今後は重要な時間帯で使っていきたい」と説明。そして、代わりに先発した藤坂尚輝については「今回も非常にいいプレーをしていたと思うが、まだタイミングといった面で安平選手のほうが上回るところがあるのかなと思う」と語った。藤坂はこの日が代表デビュー戦だった。

 また今回、渡部をキャプテンに指名したことについては「渡部選手については、五輪でもキャプテンを任せたいと思っている。今回はファーストキャプテンとして渡部選手、セカンドキャプテンを安平選手に任せることにした。渡部選手をキャプテンに任命した理由については長く日本代表でプレーしていること、エキスパートであること。そういうところを見て任命した。安平選手はまだ若いが、ベテランと若手でいいコンビネーションだと思う」などと語った。

 日本は3日にフェロー諸島代表と強化試合を行い、13日まで国内で強化合宿を続ける。14日から22日の海外遠征ではドイツでハンガリー(20日)、ドイツ(21日)と強化試合で対戦。パリ入り後の23日にはエジプトとオリンピック直前強化試合を行う。

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