尾野真千子「19歳で出会った」“盟友”結城貴史との友情エピソードに会場爆笑

 

 映画『DitO』の完成披露舞台挨拶が3日、都内にて行われ、監督・主演を務めた結城貴史と共演の田辺桃子、尾野真千子が登壇。20年来の仲という結城と尾野が過去の出会いを振り返った。

落ちぶれても前を向き奮闘する主人公の壮年ボクサーの戦いを描く日本・フィリピン合作映画。

 本作の監督・主演・製作も手掛けた結城は「フィリピンの若いボクサーたちとの出会いから生まれた作品。長い時間かかったので感無量です」と公開に感激。

 妻子役の田辺、尾野とは旧知の仲。娘役の田辺が「一番最初に結城さんと一緒に仕事をしたのは中学2年生」と振り返ると、妻役の尾野も「22、3年前に、とあるCMのオーディションに行って、お互い二次面接まで受かった」と明かし、結城も懐かし気に「真千子19歳のとき(笑)」。

 尾野は「受かった仲間たちと帰りの電車で連絡先を交換し合って。そこから、川に投げつけられたり牛乳をかけられたり…」と過激な仲良しエピソードを暴露し、会場も大笑い。

 実はこれが初共演という結城と尾野。結城からのオファーに尾野は「川にぶち込まれるような仲なので、こそばゆかったですね。お互いの彼氏彼女の話とかもできちゃうし。その人に“オレ、この映画にかけてるんだよね”と言われて。結城貴史の転機となる映画を一緒にできるなら20数年間一緒にいた意味もあるのかな、と」と感慨深げに語ったが、結城は「川の話をしなきゃね…(笑)」と苦笑。

 さらにこの日は、ボクシング世界チャンピオン・寺地拳四朗選手も花束を手に駆け付け公開を祝福。本作の舞台となったフィリピンのジムで出会って以来、結城と交流しているという寺地選手。結城が「オレらが“世界チャンピオンがいる!”と遠巻きに見ていたら、拳四朗くんのほうから“映画を撮られている方ですか?”と話しかけてくれて。その後、映画を見に来てくれたり…。一緒にトレーニングもして。ボコボコにやられました(笑)」と振り返ると、寺地選手は「あれ?僕がやられた気がします(笑)」と笑いをさそいつつ、結城のボクシング姿に「ジムに来たとき、もう普通にできてるやん、と思ってびっくりしました」と太鼓判を押していた。

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