〈バチェロレッテ3〉最強の女性、現る。知性と感性を併せ持つ女性を射止めるのは誰?第1話〜第4話考察【ネタバレ有】〈アラサー女子のバチェラー語り〉


 自身のことを「直感的であり、ロジカル」と語りつつ、女友達からは「けっこう乙女」と評される武井さん。どんなに頭がいい人でも、恋愛では色々悩んできたのかもしれない。エピソード1で男性たちの前に現れた彼女に対して「いい意味でイメージと違った」と感じた視聴者も多かったのではないだろうか。

 


表情豊かな武井さん。思っていることをきちんと伝えてくれる ©2024 Warner Bros. International Television Production Limited.


ミクニ:
武井さん、想像よりもまっすぐな女性で好感が持てた! 男性の前でも素直に振る舞っているように見えるし、感じたことをそのまま表現している感じで、裏表がなさそう。2000年代のディズニープリンセスみたいでかっこいい〜。

A:表情や身振り手振りが大きくて、海外ドラマに出てくる女性みたい。クールだと思ってた印象が一変した。この調子でナシの男性はバッサバッサ切っていくのかな?

ミクニ:普通は色々考えちゃうだろうし、あんなに自分らしく振る舞えないよね。小川さん(獣医)が連れてきた牛にも距離取ってたし、磯村さん(実業家)のマヌカハニーなんて、もはや拒否してたし(笑)。

A:これぞ!自己肯定感の高いオンナ!って感じでしびれた〜。変に背伸びしている感じもしないし、男性への評価も的確そうというか、迷いがない感じ。「坂口さんの見た目はどちらかと言えばタイプ」とか「櫛田さんは普段なら友達になっちゃうタイプ」とかね。こういうのって、初対面のうちはまだ分かんなかった〜とかって終わりにする人も多いと思うけど、言語化することで自分の気持ちの変遷も掴みやすくなりそう。

ミクニ:ハイスペっぽくてかっこいい! 私も真似しよ〜(笑)。

 

個性豊かな男性陣、調和を求めるバチェロレッテ


初回はいつもメンツを覚えるので精一杯 ©2024 Warner Bros. International Television Production Limited.


 今回、参加男性は15人。物理物理に医者、ヒューマンビートボクサー、ヴィオラ奏者、パーソナルトレーナーなど、文化系も体育会系もよりどりみどりなメンツが集まった。いつも通り、参加者たちが頭を捻って考えてきた「初対面アピール」は、予想以上にハッキリしているタイプの武井さんには滑ったり、なんとか滑らなかったり。

 カクテルパーティーのハイライトは、なんといっても完全に「ファーストインプレッションオンリー」で坂口さん(内科医)に送られたローズだろう。自身の直感を信じているという武井さんだが、恋愛においては時に誤った選択を招きかねないのも事実だ。しかし彼女は臆することなく、彼の内面を見る前にローズを手渡した。


内科医という肩書きの強さとは裏腹な可愛らしさが見えた坂口さん ©2024 Warner Bros. International Television Production Limited.

ミクニ:「ロボットウォーキング坂口」にファーストインプレッションローズ渡すの、かなりセンスあるよね。

A:紳士のセバスティアンとかデニムの加藤さんとか、ロマンチックな演出をしてくれた人もいる中でだからね。人らしさに魅力を感じてるのか……はたまた、顔かな(笑)

ミクニ:あり得なくはないかも。内面性まで直感で判断してたら、旅に来た意味がないし……まあ序盤だし、自分を信じられるうちは感覚に従った方が、病まずに済みそう。

 カクテルパーティーでは、まずは「自分を知ってもらおう」とアピールする男性陣。そして、そんな男性陣のトークを、まずは受け手として聞きつつ、時にオーバーにリアクションする武井氏。一人ひとりとのやり取りはとてもロマンチックに見えるのだが、男性陣はいつもどおり「時間内に会話できないかも」と気が気でない。

ミクニ:カクテルパーティーってほんと、人間性が出るよね。

A:梅谷くん(元消防士)みたいな積極性も大切なのかもしれないけれど、どうしても「バチェロレッテ2」のマクファーを思い出しちゃうな。

ミクニ:私のために争うのはやめて! なんて映画みたいなセリフも言ってみたいけれど、実際男性の泥試合を見るのもキツいよね。

A:スマートぶってても、アピール出来なかったら意味ないんだろうけど、汚い手口でもアピールできた人を恋愛的に評価するべきかは悩みどころじゃない?

ミクニ:カクテルパーティーって人数も多いし、バレなきゃ勝ちみたいなところもあるからね。視聴者からは汚く見えても、バチェロレッテの立ち位置だったら、そこまで気付けなそう。

 

 実際、男性たちの不穏な空気とは裏腹に、まさに「直感」とも言えそうな3人の脱落者が決定し、波乱のエピソード1が終了。エピソード2以降は、さらに個人的な接触が増えていくことが予想されたが、どうやら武井氏は全体の調和の中から、人間性を見抜きたいようだ。エピソード2以降も、今までのシーズン以上に多くのグループデートが開催された。


盛り上がりに欠けたサファリデートも、武井さんの中で意味はあった? ©2024 Warner Bros. International Television Production Limited.


ミクニ:カクテルパーティーしかり、やっぱりグループデートも人間性が出るよね。

A:1話のカクテルパーティーで、武井さんが「私に合わせないで素の人間性でぶつかってきてほしい」って言ってたけど、2人きりの時にも、みんなといる時とのギャップがない人の方が信用できる気がする。

ミクニ:でも、恋愛に発展するためにはそれだけじゃダメじゃない?

A:そうかなあ? みんなで一緒にいる時に、自分に向けて言ったことじゃないことでキュンとしちゃうの、恋って感じする〜。

ミクニ:だけど、複数の男性に対して「オープンになってほしい」とも言っていたよね。グループの中で、誰に対してもオープンにはなれない人もいると思うけど。

A:たしかに櫛田さんとのツーショットでの「みんなの前での自分と、二人の時のおれは違う」って一言には笑顔で返していたからなあ。オープンになれるかどうかじゃなくて、恋愛してない時の様子も知りたいのかも。

ミクニ:マッチングアプリとかで初対面の人とツーショットデートする時は、その人の恋愛的な一面しか知らずに先に進んで、後から後悔したりするもんね……。

A:恋してない一面を知るのって大切なんだね。学びですわ(笑)。

ミクニ:エピソード3のカクテルパーティーで、セバスとの会話では「2人の時にはどんなふうに振る舞うのかと思って」とも言っていたし、フラットな人間性はグループの中で知りたくて、恋愛できるかはツーショットで見極めたいのかも。

A:自分の所属するグループの中で恋愛してきた人というか、光属性な考え方で羨ましいよ……。

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