ハンドボール男子日本代表がフェロー諸島代表に31-25でリベンジ。渡部主将「東京五輪の結果を越え、新しい歴史を作れるように頑張りたい」

安平とのコンビネーションが光った吉田守一(撮影・田中伸弥)

 後半も日本の勢いは衰えない。最初のプレーこそフェロー諸島の7人攻撃で1点取られ、1日の悪夢が一瞬脳裏をよぎるが、日本は藤坂尚輝、髙野颯太がテクニカルなシュートで得点を重ねていく。フェロー諸島の7人攻撃にも今度はシュートをカットしGK不在のゴールにきっちりエンプティゴール。速攻も決まり、19-13とリードを広げるとフェロー諸島が早くもタイムアウト。再開後も日本はペースは渡さず。部井久アダム勇樹が決め20-14と6点差まで広げる。その後、反則でフェロー諸島が2人退場となり、22-15まで点差を広げる。フェロー諸島が7人に戻ってもGK中村が前半に続き好セーブを連発し、日本はリードを保ったまま。終盤にもエンプティゴールを決めるなど、1日には手こずったフェロー諸島の7人攻撃も完全に攻略。31-25で勝利を収め、2日前のリベンジを果たした。

 試合後にコート上で行われた壮行セレモニーでアントニオ・カルロス・オルテガ・ぺレス監督は「選手たちは努力していい試合を見せてくれたと思う。前回の試合を含め、特に今日、いい試合を見せてくれたと思います」と挨拶。