ハンドボール男子日本代表がフェロー諸島代表に31-25でリベンジ。渡部主将「東京五輪の結果を越え、新しい歴史を作れるように頑張りたい」

キャプテンとしてチームを引っ張った渡部仁(撮影・田中伸弥)

 キャプテンの渡部仁は「僕たち日本代表選手は結果を残してなんぼだと思っているので、今日、このような試合ができて、この結果で皆さんが安心してオリンピックに送り出せるようなチームになったかとは思います。後は、残り時間は短いですが、しっかりと選手のみんなでコミュニケーションを取って、東京オリンピックの結果を越え、新しい歴史を作れるように頑張りたいと思います。遠いパリの地ですが、皆さんの応援は必ず選手に届くので、会場でも画面越しでも応援していただけると選手はより一層力が発揮できます。ぜひ彗星JAPANの応援、よろしくお願いします」と会場のファンにメッセージを贈った。

 試合後の会見でオルテガ監督は「今回、2日前の試合との違いとしてはキーパーが非常に良かった。ディフェンス面も改善された。安平選手が入ったことで攻撃面もよくなった。まだまだ改善しなければいけないところは多くあるが、今日の試合に関しては非常に満足している。これからもいろいろ修正しながらやっていきたい」と試合を振り返った。

 安平が復帰し攻撃に大きな変化が見られたことについては「安平選手はヨーロッパで数年、プレーの経験があるということと、スペインの指導者の指導を受けている。それによって特に攻撃のタイミングが非常にいいと思っている。また、藤坂選手もかなりいいプレイヤーだと思っているので、今後伸びていくことを期待している」と評した。