魔裟斗氏が「明日一番強かった選手が優勝する。“トーナメントには運がある”というが運ではなく実力」と強調【K-1】

会見では魔裟斗氏(右)と須藤元気氏がトーナメントの見所を解説

 須藤氏も「ブアカーオ選手がこの2024年でどこまで戦えるのか? 対するストーヤン選手は負けちゃいけないと思う。世代交代をして新たなK-1を作るという意味で、勝たないといけない。ブアカーオ選手には逆に年齢というのはただの数字だというところを見せてほしい。他の選手もみんな個性があって、それぞれ強みがあると思う。僕はトーナメントは格闘技の万華鏡だと思っている。対戦相手とかタイミングだったり。相手が前の戦いでどういう状況になるかで次の試合が変わってくる。そういう意味では本当に明日になってみないと誰が優勝するか分からない。これがK-1 WORLD MAXの醍醐味だと思っている」と一筋縄ではいかないワンデイトーナメントの特性を解説。

 そして魔裟斗氏は「他の選手たちも強豪ぞろい。デング・シルバは70kgで190cmというのは聞いたことがない。カスペル・ムシンスキはフィジカルが強くて侮れない。またダリル・フェルドンクも1回戦で日本の和島に勝っている。フック系のパンチを振り回すが、この選手も侮れない」と3人の名を挙げる。

 それでは魔裟斗氏の優勝予想はというと「それは現役のころから“聞かないで”といつも僕が言ってませんでしたか?(笑)」と前置きしたうえで「8人の世界トーナメントは非常に厳しい。誰が上がってきても厳しい試合になる。僕の中ではブアカーオ、シウバ、ムシンスキには注目している。ブアカーオは42歳で年齢的に3試合戦うことができるのか。戦うことができるのであればブアカーオの可能性もある」とブアカーオに期待しつつも「シルバもムシンスキも強いので。分かりません!」とギブアップ。