広瀬アリス「笑顔なんてほぼない」ドラマ『完全無罪』で本格ミステリーに初挑戦

舞台挨拶では、ドラマの劇中にはない笑顔でいっぱい!

 容疑者を演じる北村は「原作を読みまして、すごい本だな、と。WOWOW のドラマ、何度もやらせていただいたんですけど、いつも難しい役ばかりで、どれもやりがいのある役。今回は特にやったことのないような役」と、しみじみ。「しびれるような現場がたくさんありました。派手なアクションとかそういうのないんですけども、ついこう引き込まれてしまうような大森さんの世界観で僕ら存分にやらせていただいた」

 奥田は当時事件を担当していた元刑事で、現在は被害者サポートセンターで働く有森義男を演じる。

 全5話分がまとまった「(台本が)超分厚い」と振り返り、「読んでいるうちにすげえな、これ無理かもしれないなと思いながら読み終わりました。冒険心とチャレンジ精神を持っていくぞ!と、クランクインを待ち望む半面、来るのが怖かった。そういう心境で臨みました」と振り返った。

 そのクランクインは広瀬との長いシーンだったそうで、広瀬が「大変なシーンでしたよね。何ページも何ページもあって、2人でずっとしゃべってるだけのシーンで!」と加わると、奥田も「そうだよ、文句言わなきゃ!」


 このほかにも広瀬と対峙するシーンはあったようで、奥田は「(広瀬は)逃げられない目をしている」。

「対峙して長いシーンを撮っているんですが……不思議なんですよ。目をじっと見ながら芝居してセリフをしゃべってると、ずっと見てしまう目をしてるんですよね。逸らすことができないんじゃなくて…計算が許されない目? ほめてるんですよ。広瀬さんと明日やるぞとかと思ったりすると、この目から逃げられないという気持ちに。逃げられない目をしてる! 今出てきました、キャッチコピーが。それがこっちも心地がいいというか。俳優として不思議な世界観を持っている人だなって」