“敗者復活”のストーヤン・コプリヴレンスキーがブアカーオ撃破の勢いを駆ってトーナメントも制す【K-1】
コプリヴレンスキーが右ストレートで2度目のダウンを奪いKO勝ち(撮影・蔦野裕)
続く準決勝ではデング・シルバ(ブラジル/Squadron Thai Brasil)と対戦。こちらも2Rにダウンを奪い、3-0の判定で勝利を収め決勝に進出した。この試合ではシルバのローキックで大きなダメージを負ったが驚異的な回復力で決勝ではアキモフにKO勝ちを収めた。
コプリヴレンスキーは試合後の会見で「今の率直な気持ちは、うれしい以外に何もないというのが正直な気持ち。K-1 WORLD MAXは非常に過酷なトーナメントとして知られる大会。その中で3連戦を勝ち抜いてきたことを踏まえてあえて言います。うれしくないわけがない」と静かに優勝という結果をかみしめた。
準々決勝で戦ったブアカーオについては「ブアカーオ選手は自分にとって、少年時代からの英雄でありアイドルであり、非常に尊敬する選手。ただ自分はファイターである以上、ブアカーオ選手を倒さなければいけないと思っていた。そこは心を鬼にして戦いに臨んだ。その後に彼が敬意を示してくれたことについては非常にうれしく思っている。ブアカーオ選手と対戦するにあたり、大きく意識したのはブアカーオ選手のキック。あと自分の中での戦略として距離を取るということを軸に置いていた。ブアカーオ選手が距離を詰めてきた場合は、詰められない距離の取り方を意識していた。今回、ダウンを取ったコンビネーションも偶然ではなく、計画的なプランだった」などと語った。