“恐竜を愛し、恐竜に愛された” サンシャイン池崎、全長37mの巨大恐竜に「まさに空前絶後」
高所作業車に乗り込み、パタゴティタン・マヨルムの頭骨を設置する池崎 ©Trustees of the Natural History Museum, London
骨格標本の頭骨の取り付けという大仕事に「これは僕もやったことない。一発勝負なんで、ばっちりカッコよく決めたい」と意気込み、高所作業車に乗り込むと「ナイスコントロール! ナイスストップ!」とその動きをリポート。無事に頭骨を設置し終えると「最高です! 恐竜はこんなに高い目線から地上を見下ろしてたんだなと思うと感慨深い」と喜んだ。
福井県立恐竜博物館の関谷透さんは、パタゴティタン・マヨルムの頭骨について「例えば人間の奥歯は食物をすり潰して食べるような歯になっているが、パタゴティタン・マヨルムはそのような形になっていないので、あまりかまずに飲み込んでいたと考えられる。かまないと筋肉などが発達せず頭が小さくて済み、頭が小さいと長い首を持てるので広い範囲の食物が食べられるようになり、体が大きくなるポイントのひとつだったと言われている」などと解説した。