龍聖が久井大夢へのリベンジ目指し8月大会に緊急参戦。ベルトを返上し1989年の猪木さんを思い出させる第1試合から出直し【KNOCK OUT】

参戦にあたっては龍聖の強い希望があったことを明かした山口代表(右)

 リベンジマッチについては「僕は負けたので“すぐにやらせろ”と言ってすぐにできるわけではない。僕の中では勝ち進んでいって、12月30日にKNOCK OUTがあるので、そこでやり返すということを考えている」と12月30日に神奈川・横浜武道館で行われる今年最後のビッグマッチでの実現を目標に掲げた。

 龍聖は−57.5kgでKNOCK OUT-BLACKフェザー級王者だったのだが、6月大会では一つ上の−60.0kgのスーパーフェザー級で久井と対戦。リベンジの際の階級については「もう一つ報告があって。60kgのヒジなしルールで負けたので、やり返すなら同じルールでと決めている。僕は1階級下の57.5kgの王者ですが、このベルトを返上しようと思っている。そして本格的に60kgでまた王者になる。あのベルトを獲ろうと決めた。このベルトは返上します」と現在持つBLACKフェザー級王座の返上を申し出た。

 そして「ベルトも全部なくなって“デビュー戦の気持ち”というわけではないが、60kgでのスタートですし、初めてのつもりなので今回やるなら第1試合でやらせてほしいです」と山口氏に要望。かつて長州力に敗れた後に次のシリーズで全戦第1試合に出場した、1989年のアントニオ猪木さんを思い出させる、第1試合からの出直しとなった。