無期限休養目前の髙木三四郎が大人げなさぶりを発揮。調印式直後に男色ディーノからアイアンマン王座を強奪【DDT】
すると、突如、声を荒げて「何だよ、このアイアンマンは! これ関係ねぇじゃねぇか! ドラマティックドリームを体現できる男として、お前と最後に試合がしたかったんだけど。こんなんあったら…。ビビッてビビッて仕方ないだろ? こんなのいらねぇんだよ。調印書サインしたけど、無期限休養前の一つの区切りとして、DDTでやってきた証として、お前と試合がしたい。こんなのいらない!」とぶ然とした表情。
ディーノは「バカ言ってんじゃねぇよ! 無期限休養でしょうが! 今までのキャリアを総括するタイミングでもあるわけでしょ。それで私を指名したんでしょ。これはポイズン澤田JULIEとの戦いで出来上がった、アンタが半分作ったようなもんよ。これもあんたの作品。これほどDDTを表現するベルトないでしょうが。それをいらないとか何寝ぼけたこと言ってんの! あんたがDDTを総括する試合のなかで、これは絶対にいるの」と反論。そして「ただ仕掛けが早すぎた。獲るか獲られるかピリピリすること久しくなかったから。この20何年、アイアンマンと付き合ってきて、必勝法というか攻略法、防衛法をこのタイミングで編み出しました。来ると思ってたら対応できる。後ろからはもう対応できない。そこさえちゃんとしてれば守れることが分かりました。だから私はなんとしても両国まで守り続けて、あんたとの最後の戦いに挑むつもりよ。私はあんたとのこの試合を最後と位置付ける。なぜなら、私は引退させる気でいっぱいだから。無期限休養となってるけど、引退かのような歩みを進めてるじゃない。ひょっとして復帰する気なんですか? なんかどのツラ下げてみたいになって来てませんか? だから私はそういう意味で引退させるつもりでいますよ。髙木三四郎を、この試合で」と通告した。