無期限休養目前の髙木三四郎が大人げなさぶりを発揮。調印式直後に男色ディーノからアイアンマン王座を強奪【DDT】
王座を強奪し、王者と挑戦者が入れ替わる
この発言を聞いたディーノは「もし年内とかに復帰したら“何この人”みたいにみんなが思うじゃない。今出来上がったこの空気だと、2~3年以内に復帰したら“うわっ”と思うと思うんです。どのツラ下げて戻ってくるかは本人の自由だから、構わないんですけど。普通はできないよなと思います。というのを実感させるために、両国で私はもうこれ引退だなって半ば思わせるような感じにもっていってやります」と宣戦布告した。
一連のコメントに怒りが増したのか、髙木はフォトセッションが終わって、背中を向けたディーノに蹴りを入れ、ストーンコールド・スタナーでKO。たまたま立ち合っていた松井幸則レフェリーが3カウントを入れ、まんまとベルトを強奪。髙木は「ディーノ、バカじゃねぇのか。このベルトはそういうベルトなんだよ。確かにこれはDDTを体現してるベルトだよ。だから俺はDDTを体現したまま、てめえに勝って休養してやる。引退じゃねぇんだよ!」と勝ち誇り、調印書の“挑戦者”の記載を“王者”に書き換えて会見場を後にした。
確かにアイアンマン王座は24時間365日、レフェリーさえいれば奪うことができるベルト。「この戦いにアイアンマンのベルトはいらない」と発言していた高木だが、まさに大人げなさぶり全開のてん末となった。王者と挑戦者が入れ替わってしまったこの一戦、果たして、両国でこの戦いを制するのはどちらになるのか?